東京地検特捜部の捜査の対象となっている吉川貴盛元農水相が、自民党の役職を辞任する方向であることがわかった。
元農水相の吉川貴盛衆議院議員(70)は、鶏卵生産大手の「アキタフーズ」グループの元代表から
便宜を図る見返りとして現金の供与を受けた疑いが浮上していて、東京地検特捜部が捜査している。
自民党幹部によると吉川氏は現在入院しており、体調不良を理由に自民党の選挙対策委員長代理の役職や、所属する二階派の事務総長の職を辞任する方向だという。
12月2日中にも吉川氏の弁護士が二階幹事長のもとを訪れ、診断書を提出する見込みだ。