うっすらと雪化粧した富士山。
今シーズンで初めて冠雪が観測されました。
分厚い雲がかかっていますが、確かに雪が見えます。
富士山から冬の知らせが届き、日本の南では台風31号が進む中、30日は複数の前線の影響で西日本から北日本の広い範囲で雨が降りました。
熊本・苓北町では、午前8時半ごろから横殴りの雨が。
山口・山陽小野田市でも、朝から雷を伴う強い雨が地面を打ち付けました。
午後になると、広島・福山市や大阪市などで激しい雨が降りました。
不安定な天気が続く中、シーズンを迎えている紅葉に異変が起きています。
取材班が向かったのは関東有数の紅葉スポット。
栃木・那須町のつり橋から望む壮大な紅葉は、息をのむほどの絶景です。
最低気温7.1度で雨も降る中、観光客が紅葉狩りを楽しんでいました。
埼玉から来た観光客:
久しぶりにちゃんと紅葉見たなって感じがして、季節感じられてよかった。
列島各地では今、紅葉シーズンを迎えています。
秋が深まる日光市のいろは坂は、まさに見頃のピーク。
観光協会によりますと、いろは坂や中禅寺湖では、この週末に色鮮やかな紅葉を楽しむことができるそうです。
一方で、紅葉に異変が起きている場所もありました。
青龍山 吉祥寺・村上俊英副住職:
(Q.黄色い所もあるが枯れている所もある?)本来であれば黄色から赤に変わるが、そうなる前に緑の段階で枯れちゃう。
紅葉の名所として知られる群馬・川場村の吉祥寺。
境内では例年、色鮮やかな紅葉を見ることができます。
ところが2026年は相次ぐ長雨や日照不足の影響で、赤くなる前に葉っぱが枯れてしまっていたのです。さらに…。
青龍山 吉祥寺・村上俊英副住職:
最近の日照(不足)と雨の影響が大きい。これから紅葉し真っ赤に染まるはずだった。うまいようにいかなくて、紅葉する前に(葉が)落ちてしまった。
例年は11月上旬に見頃を迎えますが、紅葉する前に落ちてしまうモミジが境内の至る所に。
中には、葉っぱが1枚もない丸裸の枝もありました。
青龍山 吉祥寺・村上俊英副住職:
特に長雨の時は木自体もこういうことが起きやすくて、紅葉も終わるのが早くなっちゃう。幹ごと落ちちゃう。先が1~2メートルあったけど、それがボキッと一気に折れちゃう。(Q.枝が水を吸って傷んで落ちる?)長雨が一番原因は大きいですね。
別の場所では2本の枝がぽっきり。
もともとは3~4メートルの枝があったそうです。
観光客も「葉っぱがない!葉っぱがないですね!光りが当たらないから?(Q.雨の影響で)あぁ~。枝も途中で終わっているしね」「枯れちゃって残念。紅葉始まりかけているから、もうちょっとしたらきれいになるかなって期待している」と異変に驚いていました。
吉祥寺の紅葉は色づきが遅れていて、見頃のピークは11月2週目ごろとなる見通しです。
一方、同じ長雨でも場所によって違いが。
群馬・桐生市の宝徳寺です。
宝徳寺 住職・金子英宗さん:
夏の長雨の影響で日照りが少なかったので、モミジの葉が焼けていない。葉焼けしていないので、恐らく今年はきれいな紅葉になるであろうと。
境内には、ほんのり赤みが帯びたモミジ。
長雨は見頃にも影響しているといいます。
宝徳寺 住職・金子英宗さん:
例年と比べて5日程度早いかなと。
さらに、見頃は11月中旬となるそうですが、寺には多くの観光客が。
そのお目当ては、ピカピカに磨き上げられた本堂の床に紅葉がさかさまに映り込む“床もみじ”。
30日は見頃のピークを迎えるのを前に、多くの観光客がベストショットを狙っていました。
観光客は「外の景色の緑がすがすがしくて。雨も小雨ですけど、緑がとってもキレイです」と話しました。
日本の南にある非常に強い台風31号は、週明けにかけて西寄りに進む予想。
この週末の天気は太平洋側を中心に晴れの一方、来週後半には台風の影響で関東などで雨が強まる可能性があり注意が必要です。
