ベトナムで2022年、当時10歳の日本人の男の子がプールで死亡した事件について、現地当局が捜査を終え、関係者の起訴を検察に求めたことが分かりました。
ホーチミン市に住んでいた塙幸士さん(当時10歳)は2022年4月、家族らと訪れた南部のリゾートホテルのプールで溺れ、死亡しました。
幸士さんは、プールの吸水口に体が吸い寄せられた状態で見つかっていました。
現地当局は当初、「業務上過失致死」の疑いで捜査を開始しましたが、国際的な司法手続きの違いなどを理由に、捜査の中断と再開を繰り返してきました。
遺族によりますと、当局は2026年7月、吸引口は男の子を死に至らしめる吸引力があったとして、プールの設計会社の社長を「建設規定違反」の疑いで立件し、10月19日、捜査を終えて検察に起訴を求めました。
地元メディアによりますと、吸水口の設計が安全基準を満たしていなかった疑いがあるということです。
専門家による現場鑑定では複数の違反が指摘されていて、遺族は、「設計会社の社長1人だけの責任を問うことは疑問」とする一方で、「当初は一時『事件性なし』とされたことから、大きく前進したと受け止めています」とコメントしています。
