10月30日、上伊那広域消防本部は勤務先の消防署長などに対してパワーハラスメントに該当する行為をしたとして、主幹の52歳の男性職員に停職1カ月の懲戒処分を行うと発表しました。
11月1日から停職1カ月の処分を受けるのは、上伊那広域消防本部の主幹の52歳の男性職員です。
上伊那広域消防本部によりますと、男性職員は、2025年11月の人事評価の中間面談で、勤務先の消防署の当時の署長から、出勤時の部下に対する言動に関して指摘を受けたことを発端に、2025年12月から2026年3月にかけて、署長との日常のコミュニケーションを拒否し、「あなたとは話をしません」「言うことを聞きません」などと話して意思疎通を欠く状態を継続させました。そのため当時の署長は心身に不調をきたし、この男性職員の勤務日は出勤できなくなるなどの影響があったということです。
さらに、2026年3月、男性職員が署長に業務上必要な報告を速やかにすることを怠り、数日遅れて報告したことで、組織の危機管理体制に重大な支障を生じさせました。
また、男性職員は長期間に渡って複数の職員に対して高圧的な言動をするなどして職場環境を著しく害していたということです。
2026年6月に上伊那広域連合の相談窓口に、この男性職員に関するハラスメント事案の相談が寄せられたのを機に、7月上旬から担当者が男性職員や周辺の職員などに調査し、業務上協力を得なければ署長としての円滑な任務遂行は困難だったとして、「職場におけるパワーハラスメント行為」に該当すると認定され、地方公務員法の規定に基づき停職1カ月の処分となったということです。
上伊那広域消防本部は「今般の事態を厳粛に受け止め、これまで職場における長年のハラスメント行為やその兆候に対し、適切に対応できなかったことを深く反省し、全ての職員が互いを尊重し、安心して職務に向き合える職場環境をつくるため、ハラスメントを許さない組織づくりを最優先に取り組みます」とコメントしています。
