2025年12月に秋田県北秋田市で発生した秋田内陸線の脱線・転覆事故で、国の運輸安全委員会が29日、調査報告書を公表しました。事故は列車が倒木に衝突して起きたとした上で、運行会社の倒木への対応が不適切だったことが事故につながったと指摘しています。
この事故は2025年12月12日、北秋田市阿仁萱草の秋田内陸線・萱草駅近くで運転中の列車が脱線し、橋から約10メートル落下して転覆したものです。
事故当時、列車内に乗客はいませんでしたが、50代の男性運転士1人がけがをしました。
国の運輸安全委員会が事故原因などの調査に当たり、29日、報告書を公表しました。
それによりますと、列車が2本の倒木に次々とぶつかったことで事故が発生したと推定されます。
地滑りによって線路脇の斜面の木が根元から倒れ、線路をふさいだとみられています。
その上で、運行する秋田内陸縦貫鉄道が、倒木の危険性を把握しながらも十分な対策をとっていなかったことが事故につながったと指摘しています。
なお、秋田内陸縦貫鉄道は事故の後、県の補助を受けて現場付近の樹木を伐採したほか、全線で倒木の危険性がないかを調査するなど再発防止策を講じています。
