道後温泉の人気のヒミツ4つ
テレビ愛媛が愛媛県内の市町を盛り上げようと立ち上げた新企画「愛媛20市町つながるっ!プロジェクト」。
毎月1つの市町と連携する予定で、10月はまず県庁所在地『松山市』の魅力をお届けする。
その初回に紹介するのは、県内最大の観光地・道後温泉。
愛媛在住1カ月の金杉未来キャスターが、道後が人気を集めるワケを探った。
道後温泉本館や各ホテルなどに届く前のお湯に触れられるスポットや、本館の特別な景色など、見どころ満載だ。
初回は日本三大古湯のひとつ「道後温泉」
テレビ愛媛の新企画「愛媛つながるっ20市町プロジェクト」
初回に紹介するのは、愛媛県松山市最大の観光地としても知られる『道後温泉』だ。
日本三大古湯のひとつで、2025年「にっぽんの温泉100選」で2位に輝くなど、全国の多くのファンからも愛されている温泉だ。
金杉アナにその素晴らしさを教えてくれるのは、松山市道後温泉事務所で広報などを担当している、白川剛士主幹だ。
「道後温泉と言えば道後温泉本館なんですが、きょうはそれだけじゃなくてですね。道後温泉の裏側を知れる場所もご案内したいと思います」と、気合十分の白川主幹。
まず紹介してくれたのは、駅から歩いて2分の「道後温泉第4分湯場」だ。
実はここで、まだ浴槽に届く前の道後温泉のお湯に触ることができるのだ。
「少し熱いのでね、気を付けながら触ってみてください」と優しく話す白川主幹。
実際に金杉アナが触ると…「ちょっと、確かに熱い!」
お湯は熱めの50℃だ。
「それぞれの源泉から集められたお湯を『受水槽』という槽に集めてくるんですけど、それを見学できるように作った施設になります」と教えてくれた。

道後温泉のお湯はどうやって適温にしているの?
道後温泉は、地区に18本ある源泉をこの施設を含む4カ所の分湯場に集め、道後温泉本館をはじめ、各旅館などにお湯を届けている。
ちなみに、分湯場でどのようにしてお湯を適温にしているか、わかりますか?
白川主幹によると「分湯場では高い温度の源泉と低い温度の源泉をブレンドして、ちょうどいい温度にしたお湯を、本館などに送っている」そう。
だから「本館や飛鳥乃湯泉は加水も加温もしていない温泉を楽しんでいただくことができる」そうだ。
分湯場には温泉を管理する「汽缶士」と呼ばれる人が5人がいて、全員、市の職員。
この5人で365日、24時間体制で道後のお湯を守っているのだ。
これが道後温泉が人気のヒミツ1つめの《極上の湯を生むブレンド技》だ。
ちなみに、道後の泉質は無色透明・無臭で肌への刺激が少ないアルカリ性単純泉。
肌がすべすべになる「美人の湯」とも呼ばれている。

本館の貸切休憩室「しらさぎの間」
続いて、道後温泉本館に向かう。
趣のある建物に、金杉アナも「すっごい迫力。なんだかここに来るとちょっと空気が変わった感じがします」と感動した様子。
白川主幹も「道後温泉の力というか、雰囲気というのは感じていただけるのではないかなと思います」と答えた。
その後、案内してくれたのは、3階の南側にある貸切休憩室「しらさぎの間」。
こちら、かつては倉庫として使われていた場所だが、2年前に完了した保存修理工事で入浴客に開放されるようになったそうだ。
そんな「しらさぎの間」の一番の魅力は?
「わあ、より瓦も近いですし、上のほうに白鷺がいますね」
金杉アナの視線の先にあったのは、屋根の上に佇む白鷺の後ろ姿。
この部屋に来ないと見られない景色だ。
そもそも、道後温泉のシンボルが白鷺なのは、かつて足をケガした白鷺が岩の間から湧き出るお湯に浸かって休んでいると傷が癒え、元気に飛び去ったことから、これを見た人たちが道後温泉を発見したとされる伝説に由来してる。

人気のヒミツ2つ目!「白鷺と太鼓の響演」
金杉キャスターが本館の景色を楽しんでいると…。
太鼓の音が響き渡った。
開館や時刻を知らせるため、午前6時に6回、正午に12回、午後6時に6回なる「刻太鼓」だ。
これが人気のヒミツ2つ目!《白鷺と太鼓の響演》だ。
道後温泉を楽しむ人たちに、お湯の感想を聞いた。
奈良からの観光客・60代:
「ちょっと熱くて、とろっとした感じでとても気持ちよかった」
広島からの観光客・20代:
「家のお風呂と違うなって感じがして気持ちよかったです」
そんな道後温泉の癒し、実は入浴だけではない。
「わあ、足元がとっても華やかな場所ですね」と、金杉アナが思わず感嘆の声を上げたのは『蜷川実花さんのアートイベント』。
飛鳥乃湯泉の中庭で展開している蜷川実花さんのインスタレーションは、来年の2月末まで実施されている。
ここ飛鳥乃湯泉は、本館から商店街をはさんで250メートルの場所に位置する。
「館内ではさまざまな愛媛の伝統工芸と、最先端のアートがコラボレーションしているような作品がいたるところに設置されております。そして、こちら。実はあの有名なアパレルメーカーのBEAMSさんの浴衣が展示されているんですけれども、こちらを着ることができます」と白川主幹。

アパレルメーカー「BEAMS」とコラボした浴衣
アパレルメーカー「BEAMS」とコラボした浴衣の柄は、日本各地で温泉を発見したという伝説が残る様々な動物・13種類がデザインされている。もちろん着ることもできる。
白川主幹は「道後温泉本館と飛鳥乃湯泉で、お風呂に入った後、浴衣をお召しいただいて、お茶とお茶菓子をお召し上がりいただくというのが温泉文化ということで、定着しております」と説明してくれた。
これが3つ目の人気のヒミツ《おもてなし精神で心もポッカポカ》だ。
ここで、グルメも満喫したかった金杉キャスターが行きたかった「ある場所」を訪ねた。
道後ハイカラ通りに店を構える、こちらの店「愛媛の食卓1970」。
自分好みの「みかんジュース」を飲み比べることができるのだ。
店長によると「『清見』と色が結構薄めな『弓削瓢柑』という品種が割と飲まれる」ということで、おススメしてくれた。
まずは『清見』から。
「とっても濃厚。甘みが強いみかんです。すごく後味もさっぱりしていて飲みやすいです」と金杉アナ。
次にいただいたのが『弓削瓢柑』。
「すっごくすっきりしています。ちょっぴり苦みもあるんですけど、みかんの甘さもあいまってとっても飲みやすいです」と大満足の様子だ。
神奈川からの観光客・50代:
「はれひめ、とてもおいしいです」
大阪からの観光客・20代:
「すごい蛇口いっぱいあるのがかわいくって、選ぶだけで楽しかったです」
観光客にも大人気だ。
ここで、4つ目の人気のヒミツ《湯巡りの後はグルメ旅》だ。
「愛媛」初心者の金杉アナだが、道後の魅力とその理由をかなり知ることができたようだ。
知っているようで知らないことも多い道後温泉、この秋道後で癒しのひとときを過ごしてみてはいかがだろうか。


