福岡が誇る特産品、八女茶の魅力を海外に発信し、輸出拡大につなげようという取り組みが進められています。
28日に八女市の茶畑を訪れたのは…。
◆ニューヨークで茶の小売店経営
「日本の他の産地とどう違うのか、どうして八女らしさが出ているのか、そういうところも持ち帰りたいです」
アメリカ・ニューヨークから来日した茶のバイヤーやレストランシェフなど6人です。
八女茶の栽培から加工・販売まで一貫して手掛ける角田龍也さんが、茶畑の特徴を説明しました。
八女市の中でも標高約150メートルの山間部にあるこの茶畑。
朝晩の寒暖差で霧が発生しやすく、こうした環境が甘みとうま味の強い上質な茶を育むといいます。
「八女茶」は八女市を中心とする地域で生産されるお茶の総称です。
煎茶をはじめ全国有数の産地として知られる玉露など、品質にこだわった茶づくりが受け継がれています。
今回の視察は、海外の人たちに特産品の魅力を知ってもらい、輸出拡大につなげようと県が企画しました。
◆福岡県 輸出促進課 福重翠さん
「輸出しているという実績はあるんですが、まだまだ。アメリカが市場が大きいということもあるし、ニューヨークは世界のトレンドの発信地になると思い、影響力があると思い(依頼した)」
茶畑を見学したあとは市内の店舗へ。
いれたての八女茶を味わいます。
日々、食や飲み物のトレンドに触れているニューヨーカーたちの反応は…。
◆ニューヨークの茶の小売店経営者
「パイナップルのような風味があって、パーフェクトなお茶みたいな感じ」
◆ニューヨークの茶の小売店経営
「八女茶の持つストーリーとかも含めて、お客さんに伝えていきたい」
生産者の話を聞く中で、こんな質問も飛び出しました。
◆ニューヨーいクのレストランシェフ
「抹茶がすごくアメリカでは人気なんですが、抹茶の人気をどう思いますか」
世界的な抹茶ブームを背景に、抹茶の原料となる「てん茶」の生産が増えていて、生産量は、2014年からの10年間で約2.7倍に増加しました。
一方、八女茶の生産現場では煎茶や玉露などの生産をどう維持していくかが課題となっています。
県は、今回の視察を通じて八女茶の輸出拡大だけでなく、生産者を支援する狙いもあるとしています。
◆福岡県 輸出促進課 福重翠さん
「世界で評価されることで、おいしい八女茶を作り続けている皆さんの力になればという思いがあります」
煎茶の需要を増やすことが、八女茶の生産や文化を守ることにもつながるといいます。
◆角田製茶 角田龍也社長
「マーケットをちゃんとつかんでおけば、まだ煎茶でやっていけると思います。先代が作ってきたものは守ってやっていこうと思ういます」
八女茶の新たな可能性を探る今回の視察。
参加者たちは今後、それぞれの店で八女茶のおいしいいれ方を紹介したり、食事とのペアリングメニューを提供したりして、ニューヨークでPRを続ける予定だということです。
