ニセ警察官詐欺など特殊詐欺の手口が巧妙化する中、詐欺の“予兆電話”とみられる音声が公開されました。
大分県警が公開した電話の音声:
お客さまが利用しているお手持ちのクレジットカードに高額利用や未払いなどがあった場合、こちらから通知させてもらっています。
10月19日、大分県の50代の男性の元にかかってきた、信用情報機関の職員を名乗る男からの電話。
男は詐欺グループの一員とみられますが、かけた相手は大分県警の警察官でした。
信用情報機関の職員を名乗る男:
お手数ですが、お名前と生年月日お伺いしております。それではお名前のほうをフルネームでお願いします。
大分県警・警察官:
はい。○○です。
言葉巧みに個人情報を引き出そうとする男。
大分県警の警察官は、話を合わせながら通話を続けます。
信用情報機関の職員を名乗る男:
三井住友VISAカードの末尾番号5963のクレジットカードを使っていませんか?
大分県警・警察官:
いや、持っていません。
カードを持っていないと答えますが、今度は「男性名義でカードが発行され、未払い料金がある」といって、こう促しました。
信用情報機関の職員を名乗る男:
周りの人に聞かれないよう、ご移動をお願いできますか。
大分県警・警察官:
はい、今いません。
「個人情報を伝える」などといって、人けのない場所への移動を求めてきた男。
その後、しばらくやり取りをしていたところ、突然、電話が切れたということです。
ウソの情報で相手を不安にさせ、第三者への発覚を避けながら個人情報を引き出そうとする詐欺の“予兆電話”。
警察は特殊詐欺の被害につながる可能性もあるとして、注意を呼びかけています。
