19日、取材班が向かったのは千葉・茂原市の市営住宅「真名団地」。
かつて茂原市は工業都市としてにぎわい、1970年代に建てられた真名団地には、最盛期、約1000人が暮らしていました。
しかし、2010年代には工場の閉鎖が相次ぎ、人口減少や老朽化で入居者が減ると、団地は人が住まない建物が増え、いつしか一部からは“ゴースト団地”と呼ばれるように。
市からの退去要請を受け、2026年3月には入居者がゼロとなりました。
20日、上空から見てみると、東京ドーム1.2個分という広大な敷地に立ち並ぶ真名団地ですが、上空から見てみてもその静けさが伝わってきます。
そんな“ゴースト団地”を市の許可を得て取材すると、老朽化したドアに大きな穴が開いてしまっていて、中がのぞける状況となっています。
また、建物の中にまで草が生い茂っている様子も。
窓には何者かに割られたかのような痕跡が残されていました。
さらに、ごみが投棄されていて、雨どいやペットボトルなどが置かれたままになっていました。
かつて公園だった場所には草が生い茂り、まるで草原のようになっていました。
極めつきは、住宅の扉が外れ、中には朽ちた木材や照明の残骸のようなものが残されていました。
雨風にさらされたためでしょうか、屋内は激しく損傷していました。
“ゴースト団地”をひと目見ようとバイクで訪れたという親子の姿も。
ゴースト団地を訪れた父娘:
子供の頃は団地が多かったので。ここに昔から住んでたというのが、見てみると感慨深い。ちょっと怖かった。めちゃめちゃ古いなと思いました。1人では入れない。
茂原市の担当者は次のように話します。
茂原市役所 商工観光課・菅原大さん:
住民の不安もあり、新しく「産業用地」として整備していきたい。
茂原市は、不法侵入や火事の危険性もあり、産業用地として再開発することを決定。
立地的にもインターチェンジから近いため適しているとし、現在は企業誘致などを行う民間事業者を選定中だといいます。
さらに、千葉県は大雨の影響で土砂崩れなどが相次ぎましたが、真名団地を上空から見てみると、山の斜面と隣接していました。
この夏の千葉豪雨では大きな被害は出なかったものの、再開発へ向け、市は次のように説明しています。
茂原市役所 商工観光課・菅原大さん:
斜面とかもですね、危険性も考慮しながら整備していくことを望んでいるところでございます。
