議会での不適切な発言などについて、政治倫理審査会による審査が進められた富谷市議会の長谷川る美議員に対し、市議会は22日、政治倫理条例に一部抵触するとして文書で厳重注意を行いました。
これは、22日に開かれた富谷市議会の議員全員協議会で報告されたものです。
長谷川る美議員をめぐっては、今年6月に開かれた市議会の一般質問で、傍聴席にいた自身の利益関係者に向けて市長の答弁を求める発言をしたことや、議会に寄せられた自身への苦情について虚偽の説明を行ったことなどが、富谷市議会の政治倫理条例に抵触する疑いがあるとして、今年8月、有識者や弁護士、市民などで構成される政治倫理審査会が設置されました。
政倫審は審査の結果、長谷川議員の言動は条例に一部抵触していると判断。
「議会で特定の当事者に向けた答弁を市側に求める行為は議員として適切とは言い難い」と指摘し、苦情に関する虚偽説明などについては条例に抵触したとの認定は難しいものの、議員としての振る舞いを見直すことを求めました。
審査結果を受け市議会は22日、長谷川議員に文書で厳重注意するとともに、11月上旬までに今後の対応について説明を行うよう求めました。
厳重注意を受けた長谷川議員は取材に対し、「政倫審の結果を真摯に受け止める。審査会からの指摘の通り、今後は傍聴者に向けたと捉えられるような答弁は行わないよう十分注意する。市民の声に丁寧に耳を傾け誠実に向き合っていきたい」としています。
一方、市議会の畑山議長は「市民に信頼される議会にするため、今すぐに取り組む必要がある」とした上で、議員を対象にした議員倫理や情報発信に関する研修会を開催していく考えを明らかにしました。
