プレスリリース配信元:BS Code株式会社
スタートアップのBSCode株式会社は、富山短期大学・小平達夫教授と共同で、タイ現地7会場にて「NASRECO(ナスレコ)」「NASGlass(ナスグラス)」の体験会・実証を実施。
BSCode株式会社(本社:東京都港区、以下「BSCode」)は、2026年8月28日~9月2日、タイ現地の大学・日本語学校・職業訓練機関等7会場において、介護看護記録請求システム「NASRECO(ナスレコ)」とスマートAIグラス「NASGlass(ナスグラス)」の体験会・実証を、富山短期大学 小平達夫教授とともに実施しました。

中央:小平教授 右:歌川英之
看護・介護分野を志す学生らを中心に、232名が体験しました。総合満足度は平均4.62(5段階)、94%が「4」以上と回答。来日前の最大の不安である「日常の日本語会話」(73%が不安と回答)に対し、リアルタイム翻訳機能が最も高く評価されました(有用度4.67)。
本実証の知見は、2026年9月16日開催の「CARISOスタートアップセミナーシリーズ vol.08:事例から学ぶ、介護系スタートアップの海外展開」にて発表しました。また、2026年10月7日(水)~9日(金)に東京ビッグサイトで開催された「H.C.R.2026 第53回国際福祉機器展&フォーラム」内「介護テクノロジーサミット2026」に採択企業7社の1社としてブース出展(東8ホール/小間番号8-02-03)し、来場者の皆様に「NASRECO」「NASGlass」を体験いただきました。
「来日“後”の支援ではなく、来日“前”の不安に現地で直接アプローチした、232名規模の実体験データを持つ国内唯一級の介護×スマートグラス実証」

ワールドブリッジ日本語学校での体験会・実証実施の様子
■ 背景:外国人介護人材と「ことばの壁」という社会課題
厚生労働省の推計では、2026年度には約240万人の介護職員が必要とされ、2022年度から約25万人の上積みが求められるなど、日本の介護現場は深刻な人材不足に直面しています(※)。こうした中、外国人介護人材の受け入れ拡大は国家的課題となっています。一方、来日を目指す人材の側には大きな不安があります。
※出典:厚生労働省「第9期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」(2024年7月12日公表)

ランシット大学での様子
本実証のアンケートでは、日本で働く際の不安として「日常の日本語会話」が73%で最多、「介護の専門用語」「日本の職場文化・マナー」がともに50%と続き、“ことば”と“職場適応”が二大障壁であることが浮き彫りになりました。
BSCodeは、この障壁に対して来日前の段階からアプローチできるツールとして、顔認証やリアルタイム翻訳機能を搭載したスマートAIグラス「NASGlass」のタイ現地実証を実施しました。
■ 実証概要

ウドンタニラチャパット大学での様子
実施期間:2026年8月28日~9月2日
実施場所:タイ現地の大学・日本語学校・職業訓練機関等 7会場ほか
対象:看護・介護系を中心とする大学生、日本語学校生、職業訓練生など232名
方法:NASRECO、NASGlassの体験会を実施。参加者はNASGlassを装着してリアルタイム翻訳機能を起動した状態で、小平教授による日本式介護の講義(日本語)を受講。あわせて、介護現場で実際に活用されている機能の体験会を実施。体験直後にタイ語・英語・日本語併記のアンケートフォームで回答を取得(回答数:232件)
協力:富山短期大学 小平達夫教授

小平教授講義の様子
回答者の75%が18~24歳、88%が日本語の初学者であり、来日前・日本語学習初期の看護・介護系学生というNASGlassの主対象層と一致しています。また、96%が日本での就労に前向き、または検討中と回答し、約3割(28%)が半年以内の渡航を予定しているなど、来日ニーズが具体化した層からの回答となりました。
■ 主な結果

結果
1. 総合満足度 4.62/5 -- 94%が「4」以上、「2」以下はゼロ
2. 顔認証とリアルタイム翻訳(タイ語⇔日本語)が有用度合計4.67で最高評価
不安1位の「日常会話」に直結する機能として、76%が最高評価「5」を付けました。
スマホ翻訳アプリとの比較でも81%が「4」以上と、既存手段を上回る評価を得ています。
また、顔認証機能は相手の情報をすぐに把握できると、こちらも高い評価を得ました。
3. 「日本式介護」を来日前に学ぶのに役立つ:82%
介護分野を志望する層(n=42)では平均4.45と、事前予想を上回る評価となりました。
4. 「日本で働く・生活する不安が減る」:68%
5. 「日本語・介護を学ぶ友人に勧めたい」:92%(うち「ぜひ勧めたい」40%)
「授業・トレーニングで使いたい」も84%にのぼり、学習ツールとしての高い利用意向がうかがえます。
■ 利用者の声(自由記述より・抜粋)

NASGlassを装着し顔認証で情報を確認している様子
「日本で働く道がはっきり見えた。最初は、ことばが一番の不安だったから。」(看護系学生)
「その場で聞いて理解できるので、『聞き間違えていないか』という会話のプレッシャーが減る。」(大学生)
「スマホを見下ろさずに、相手の顔を見ながらリアルタイムに翻訳できるのがいい。」(大学生)
「顔認証機能で、すぐに情報がわかるのは大変便利で業務効率につながる」(看護系学生)
※タイ語コメントは当社訳。

Im Japanでの実証実験
■ BSCode株式会社 取締役 歌川英之 コメント
介護人材不足は日本だけでは解決できない課題であり、外国人材が安心して働ける環境づくりは業界全体の急務です。今回の実証で、来日前の段階からことばと職場適応の障壁を「NASRECO」と「NASGlass」で下げられる手応えを得ました。『働きたい』と願う一人ひとりの一歩を、テクノロジーで支える。BSCodeはこれからも国内外問わず、現地に足を運び、現場の声から製品をつくり続けます。
■ 小平達夫教授(富山短期大学)コメント
多文化協働の現場において、進路選択期から適応準備を促す『予期的社会化』は極めて重要です。日本就労への関心度が様々なタイ現地の学生232名から得られた実証データは、スマートグラスが最大の障壁である言語不安を事前に解消できることを明確に示しました。テクノロジーが『心理的安全性を担保』し、未知の職場への挑戦を後押しする教育モデルとして、今後の国際人材還流において大きな意義を持ちます。
■「CARISOスタートアップセミナー vol.08」に登壇(9月16日開催)
本実証の事例は、「CARISOスタートアップセミナーシリーズ vol.08:事例から学ぶ、介護系スタートアップの海外展開」にて発表しました。「介護系スタートアップの海外展開のポイント」をテーマに、海外展開をご検討中の介護系スタートアップを含む企業、ベンチャーキャピタル、介護系スタートアップへの挑戦を目指すアカデミア等の皆様に、実体験に基づく情報を提供しました。
日時:2026年9月16日(水)17:00~18:00
形式:Zoomウェビナー
登壇者:
・独立行政法人中小企業基盤整備機構 販路支援部 海外展開支援課 課長代理 高橋紗代
・BSCode株式会社 取締役/開発部エンジニア 歌川英之
・QLS(THAILAND) CO.,LTD 土橋壮之
主催:厚生労働省委託 介護系スタートアップ支援事業(powered by CARISO)事務局
■「H.C.R.2026 国際福祉機器展」介護テクノロジーサミット2026にブース出展(10月7日~9日開催)

H.C.R.2026 第53回国際福祉機器展&フォーラム 当日のブース様子
2026年10月7日(水)~9日(金)に東京ビッグサイトで開催された「H.C.R.2026 第53回国際福祉機器展&フォーラム」内「介護テクノロジーサミット2026」において、介護現場の課題解決に取り組む採択企業7社の1社としてブース出展しました(東8ホール/小間番号8-02-03)。
会場では、本実証で高く評価されたNASGlassの顔認証機能・リアルタイム翻訳機能などを来場者の皆様に体験いただきました。製品の無料トライアル・導入に関するご相談は、下記お問い合わせ先までお寄せください。
■ NASGlassとは

NASGlassは、BSCodeが開発するスマートAIグラスアプリケーションです。リアルタイム翻訳機能を搭載し、介護看護記録請求システム「NASRECO」と連携。「見たものが、そのまま記録になる」をコンセプトに、介護現場のことばの壁と記録業務の負担にアプローチします。2026年3月にローンチし、CARISO Caretech Startup Awardsにて審査員特別賞を受賞しました。
■ 会社概要
会社名:BSCode株式会社
所在地:東京都港区赤坂2丁目11−3 福田ビルウエスト 7階
設立:2024年10月
事業内容:介護テック(AI音声入力介護記録「NASRECO」、スマートAIグラス「NASGlass」等)
URL:https://bscode.co.jp/
■ 本件に関するお問い合わせ
BSCode株式会社 広報担当 info@bscode.co.jp /TEL:03-4500-7449
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