2018年に2人が殺害された、奥田交番襲撃事件の差し戻し審第3回公判が行われ、検察側が、当初予定されていなかった被告人質問を行うよう求めました。
*リポート
「午前9時半をまわりました。島津被告を乗せたとみられる車が裁判所に入ってきました。16日も車の中の様子をうかがうことはできません」
元自衛官の島津慧大被告は2018年、富山市の奥田交番を襲撃し、稲泉健一警部補(当時46)を刃物で殺害。その後奪った拳銃で、小学校の前にいた中村信一さ(当時68)を射殺したとされています。
一審で富山地裁は、「殺人罪」と「窃盗罪」の成立にとどまるとして、無期懲役の判決を言い渡しましたが、二審は、判決に「事実誤認がある」として、裁判のやり直しを命じました。
16日の差し戻し審第3回公判には、島津被告がこれまでと同じく黒のスーツ姿に車いすで入廷。
法廷では、事件当時、現場で被告を取り押さえた警察官に対し一審で行われた証人尋問の映像が確認されました。
映像の中で、警察官は「斧のようなものを持った犯人に「警察だ、止まれ」と警告したが、走って向かってきたため、犯人に発砲した」と証言しました。
また、裁判の終盤、検察は事件の真相を明らかにするため、今後の公判で、当初予定されていなかった被告人質問を行うよう求めました。
一方、弁護側は、「被告は黙秘権を行使すると言っている。誰の質問にも答えない」とし、被告人質問を行わないよう求めました。
今後、実施について裁判所が判断する見通しです。次回公判は来週月曜日です。
