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不正アクセスによる情報漏えい 専門家が呼びかける対策 岩手県内の自治体サービスにも影響

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個人情報の漏えいが相次いでいます。全国的に不正アクセスによる被害が発生し、岩手県内の自治体などにも影響が及んでいます。私たちができる対策や注意点について専門家に聞きました。

10月11日、自治体などへのメール配信サービスを提供する大阪府のシステム会社「アルカディア」で不正アクセスが確認されました。

岩手県内では雫石町と山田町が対象のサービスを利用した防災メールを配信していますが、サーバーが緊急停止した影響で一時配信できない状態となりました。

このほか金融機関や交通サービスなど多くの企業で個人情報の漏えいが相次いでいて、街の人からは不安の声が聞かれました。

50代:
「詐欺とか広がらなきゃいいなって思っていた」
10代:
「めっちゃこわい」「色々なものに個人情報入力しないほうがいいのかな」
30代:
「岩手ってあまり起こらないと思っていたので、実際あるもんなんだなと。対策してほしい」

不正アクセスによる被害は、なぜ増えているのでしょうか。
サイバーセキュリティに詳しい岩手県立大学のソフトウェア情報学部の成田匡輝准教授は、生成AIの影響が大きいと指摘します。

岩手県立大学ソフトウェア情報学部・成田匡輝准教授
「今までは人がコンピューターに侵入して操作していたが、それをAIに任せることによって低コストかつ大量に攻撃を仕掛けることができるようになった」

9月にはカーシェアリングサービス「タイムズカー」で運転免許証を含む個人情報が漏えいしたことが明らかになっていて、成田准教授は、情報が悪用された場合の危険性について警鐘を鳴らします。

岩手県立大学ソフトウェア情報学部・成田匡輝准教授
「なりすましが可能になってしまう。(運転免許証は)顔写真付きで住所までっていうところなので、悪用の可能性が今までとはレベルが違う」

県警によりますと、県内では個人情報が流出した可能性があるとして9月30日から10月15日までに運転免許証の再交付申請が20件ありました。

では、被害を防ぐために普段からどのような対策ができるのでしょうか。

岩手県立大学ソフトウェア情報学部・成田匡輝准教授
「パスワードの管理。使い回し・簡単なパスワードにしていないか、再点検が重要」

このほかに成田准教授はIDとパスワード以外に指紋や顔認証などを組み合わせて本人確認を行う「多要素認証」で対策を強化するよう呼びかけています。

また、情報漏えいに便乗した詐欺メールにも注意が必要です。

岩手県立大学ソフトウェア情報学部・成田匡輝准教授
「『情報が流出した』といううそのメールが一時的に増える傾向がある。公式サイトとか別の情報源からも裏をとって真偽を確かめてから対応することが大事」

悪質な犯罪につながるおそれがあることから警察も警戒を強めています。
県警によりますと、県内では2026年の上半期に不正アクセスに関する相談が289件寄せられました。
2025年の同じ時期に比べ100件以上増えていて、ウェブ上で個人情報を入力する際は注意するよう呼びかけています。

県警サイバー犯罪対策課・高橋和宏次長
「今までの認識を変える必要があると思う。インターネットに出している情報は漏えいする危険性があるという認識で対応していくことが必要」

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