山口県内の猟友会が15日の朝に捕獲したツキノワグマの映像には、カメラに向かって鋭い爪が生えた前脚を伸ばして迫ろうとするクマが映っています。
わなの下から脱出しようとしてか、しきりに地面を掘るようなしぐさを見せるクマ。
その最中もうなり声を上げ、撮影者を威嚇します。
撮影した猟友会のメンバーによりますと、クマの体長は1メートルぐらいだということです。
2026年に入ってからのクマの出没件数は、2025年より多いといいます。
2026年は例年に比べ、クリや柿などが少なく、人が住む場所の近くにも現れているということです。
2025年の目撃データを見ると、10月は全国で1万5000以上の情報が寄せられている出没のピーク。
冬眠を前にクマの出没が相次ぐ危険な時期といえます。
福島県の檜枝岐村では16日の午前10時前、尾瀬ブナ平で、シカ用のわなにかかったクマを駆除しようとした70代の男性が、クマに引っかかれるなどしてけがをしました。
クマは体長1.5メートルで、別の猟友会メンバーとともに駆除。
けがをした男性は命に別条はないとみられています。
京都・舞鶴市では、白昼の市街地でクマとみられる野生生物が目撃されました。
15日の午前11時40分ごろにドラッグストアの防犯カメラが捉えた映像には、画面右奥の道路をクマとみられる動物が、車が通らなくなったタイミングで道路を走って横断する様子が映っていました。
カメラを設置していたドラッグストアは、クマに侵入されないように入り口の自動ドアを手動に変更しました。
また、目撃現場のすぐ近くには小中学校などがあり、周辺の幼稚園や小学校などでは「屋内待機」や「集団下校」などの措置がとられました。
近隣住民は「こわいですね。きのう(おととい)は北浜町の方で出たと聞いた」と話します。
10月に入り、市内でのクマ目撃情報は12件にも及んでいて、市は住民に対し、家の中で安全を確保するよう呼びかけています。
舞鶴市では9月3日、住宅に現れたクマ2頭への緊急銃猟も行われていて、15日も目撃現場周辺では、防具を身に着けた警察官が周囲を見回っていました。
目撃されたクマはまだ見つかっていないことから、市は「緊急銃猟の可能性も否定できない」としています。
