なぜ誤った緊急地震速報が発表されたのでしょうか。
原因を調査中としている気象庁は、16日午後5時30分からきょう2回目の記者会見を行っています。
一方、誤報の発表を受け、街では混乱が広がりました。
ランチタイムを迎えていた東京・千代田区に緊急地震速報が鳴り響きました。
列島は大混乱。
夢の国では園内に音楽が流れる中で、スタッフが「頭を守ってしゃがんで待ってください」と声をかけていました。
緊急地震速報が伝えたのはマグニチュード9.9の巨大地震。
ところが、これは誤報だったのです。
そして、午後5時30分から気象庁が2度目の会見を開きました。
午後0時40分、「イット!」が千葉県で取材していたその時、緊急地震速報が鳴り響きました。
混乱は東京都内でもみられ、文京区や千代田区の最高裁判所近くでも防災アナウンスが流れ、多くの人が足を止め戸惑う様子が見られました。
東京・稲城市にあるテーマパークでは、来園者がしゃがんでスマホを確認する様子もありました。
音楽が流れるディズニーランドにも、緊急地震速報の音が鳴り響きました。
パレードが始まる直前のことだったといいます。
来園者は「何百人もいるので一斉にスマホが鳴りだして、とにかく何事かという感じ」と振り返ります。
全国に緊張が走ったのは昼過ぎの午後0時40分。
気象庁は千島列島を震源地とするマグニチュード9.9と推定される地震が発生したとして、緊急地震速報を発表しました。
実際に発生したのは、カムチャツカ半島南部を震源とするマグニチュード6.9の地震。
日本で強い揺れは観測されず、緊急地震速報は取り消されました。
なぜ誤った緊急地震速報が列島を駆け巡ったのか。
午後2時の会見では、気象庁 地震火山部 地震津波監視課長・海老田綾貴さんが「緊急地震速報の処理において、震源を千島列島に決定しマグニチュード9.9と過大に推定したことによるものです」と述べ、マグニチュードを過大に推定したと説明。
警報の取り消しは、今回が初めてだといいます。
そして午後5時半ごろ、きょう2回目の会見を開き、気象庁 地震火山部 地震火山技術・調査課長の青木重樹さんが「本来マグニチュードの計算と震度の予測に用いた震源は同一である必要がありますが、今回の地震ではこれらが異なりました。より日本に近いような震源から、マグニチュード9.9、ここで起きたとして、震度予測をした関係で非常に広範囲にわたって警報を発表するという事態にいたりました」と、原因について説明しました。
マグニチュード9.9は東日本大震災を上回る規模で、速報は北海道から東海地方までの広い範囲で出されました。
多くの人が建物の外にでるも、揺れを感じず、混乱する様子がみられました。
混乱は静岡県でもみられました。
そして、速報が出てから8分後、またしても速報が鳴り響き、「先ほどの緊急地震速報を取り消します」と書かれたメッセージが送られました。
誤った緊急地震速報の影響で、東海道新幹線が一時ストップ。
さらに、ヤフーでは「現在、つながりにくい状況になっています」と表示される状態になっていました。
緊急地震速報を受けてアクセスが集中したとみられています。
午後3時ごろに復旧したということです。
