7月の地震の影響で「買い物難民」となった地域の人たちにとって明るい話題となりました。地域唯一のスーパーが閉店した八代市日奈久に、野菜や鮮魚、精肉などを取り揃えた直売所が15日、ホテルのロビーを間借りしてオープンしました。
【有田和令記者】「ホテルの1階ロビーにきょう開店した直売所です。お総菜やお弁当などが所狭しと並んでいて、開店と同時に多くの買い物客が列をつくっています」
【買い物客】「早く(かごに)入れないとなくなっちゃうから。総菜もだけど魚や肉も買います」「うれしい」
そこには笑みを浮かべ、買い物を楽しむ人たちの姿がありました。八代市日奈久にあるホテル潮青閣の1階ロビーを間借りし、15日オープンした直売所『ひなぐ復興マルシェ』。
野菜や果物、鮮魚、精肉といった生鮮食品のほか、牛乳や納豆などの日配品惣菜や弁当も並び、まるでスーパーのような品揃えです。
【買い物客】「ありがたいですよ。(オープンを)待っていた。マルショクがなくなったので・・・。」
この地域唯一のスーパーだった『マルショク日奈久店』が地震の影響で先月、閉店を発表。多くの人たちが〈買い物難民〉となっていました。
【小川鮮魚・小川栄次代表取締役】
「『この地域の人たちのためになれば』というところですね。本当にたいしたことはできないと思っているので」
閉店したマルショク日奈久店で長年、鮮魚店を営んでいた小川栄次さん。常連客や地域の人たちからの声に背中を押され、今回、直売所をオープンさせました。
【小川鮮魚・小川栄次代表取締役】「あくまで一時的なもので、早く自分たちが必要なくなることが一番の復興だと思う。自分たちもその役割がなくなることが一番の願い」
【ホテル潮青閣・中田賢代表取締役】「近隣のお年寄りの人たちが外に出て、みんなと触れあえることができればという思いで(協力した)」
この直売所、当面は毎日午前11時から午後5時まで営業する予定です。
地震で暗い影を落とす日奈久にとって、復興に向けた明るい兆しとなりそうです。
