親子2代で農水大臣を務めることになります。
簗大臣の後任に、武部新氏を起用することが決まりました。
一方、野党は高市総理の任命責任を追及する構えです。
高市総理:
新しい大臣に期待することとなると、信頼回復というより、むしろ農林水産行政が遅滞なく進む。
高市総理自らが抜てきしたはずの簗大臣の疑惑。
そして、辞任劇に政権が揺れる中、白羽の矢が立ったのは武部新氏(56)。
新大臣に起用された武部氏は、かつて小泉元総理の“偉大なるイエスマン”と呼ばれた武部勤元幹事長の長男。
武部新農水大臣:
政治に対し、ご信頼をいただけるようにしっかりと取り組んでまいりたい。責任を痛感しています。
疑惑が次々と噴出する中での更迭劇。
簗農水大臣:
(Q. 総理からの言葉は?)総理とのお話については控えさせていただきたい。(Q. 辞任はなぜ今?)今、総理に私の方から辞任をお伝えした。
16日からは参議院の予算委員会が予定され、その後には今の国会で最大の焦点となる消費税減税法案の審議入りが控えています。
次の農水大臣選びが極めて重要な局面の中で高市総理が指名したのは、“偉大なるイエスマン”の息子でした。
高市総理:
農林水産副大臣としても活躍し、即戦力として国会対応を含め、活躍していただけるという考えから私は選ばせていただきました。武部新衆院議員にお願いをすることといたしました。
農業大国・北海道を地盤とし、農水副大臣や党の農林部会長も歴任した武部氏の父親・勤氏は、政界では知られた人物です。
小泉純一郎内閣時代に農水大臣を務め、BSE問題の対応にあたったり、同じく小泉政権時代、自民党幹事長として2005年のいわゆる“郵政選挙”などを取り仕切りました。
武部勤幹事長(2004年):
小泉総理が言ったら私はなんでも賛成するから、イエスマンだから幹事長になったと(言われた)。
“偉大なるイエスマン”と呼ばれ、政界で存在感を見せた父の後を継いだ武部氏。
衆院選の小選挙区では、6期連続で当選してきました。
15日午後5時半からの大臣認証式を前に行われたインタビューで、父の勤氏に報告したのか聞くと…。
武部新農水大臣:
報告はしました。こういう厳しいときだからこそ、しっかりと力を発揮するようにと。親子続けて農林水産大臣になったことは大変喜んでた。
農水省幹部からは「心強い大臣だ。農政全般造詣が深いと思う」との声が上がる一方、自民党幹部からは「総理はもっと早く辞任を決めるべきだった」、共産党・田村委員長からは「(高市総理は)ダサいとかみっともないとか、説明責任が果たされているかとか、そういうことしか言わなかった。更迭しなかった、それどころかかばった」など、与野党から聞こえてくるのは任命権者である高市総理の判断に関する反応です。
武部氏を新たな農水大臣として起用したことで、こうした声を払拭できるのか。
16日から武部新大臣を含めた論戦が早速始まります。
