簗農水大臣が高市総理大臣に辞表を提出し、辞任しました。
簗大臣は14日午後6時半ごろ、総理官邸に入り、高市総理に辞表を提出しました。
高市総理との面会後、簗大臣が記者団に明らかにしました。
事実上の更迭とみられます。
簗農水大臣:
国会審議にご迷惑をこれ以上おかけするわけにもいきませんし、また、農林水産行政にも集中できない状況がこれ以上続くということは避けなければいけないと、そのように考えて、自ら決断しました。
簗大臣は、「関係者に大変なご迷惑をおかけした。おわび申し上げる」とも述べました。
「議員辞職をする考えがあるか」との記者からの質問には答えませんでした。
簗大臣の辞表を受け取った高市総理は午後7時半ごろ、記者団の取材に応じました。
高市総理:
私としましても、内閣総理大臣として国会審議もとより、農林水産行政に集中できない状況が続くということは看過できず、今後、消費税支援金法案や中東情勢への対応、責任ある積極財政を実現するための予算編成など、重要な課題に一つ一つ答えを出していく必要がありますことから、簗大臣の申し出を受け入れることといたしました。大臣が辞任する事態に至ったことについて、任命責任を重く受け止めております。
高市総理は、後任の農水大臣については「あすお伝えしたい」と話しました。
簗大臣をめぐっては、「道路予算カット」発言や無料シャトルバス問題などをめぐり、立憲民主党など野党10党派の参議院国対委員長らは14日に国会内で会談し、簗大臣が辞任しない場合、15日午前にも参議院に問責決議案を提出する方針を決めました。
参議院は与党が少数で、提出されれば可決される可能性があり、高市総理としては、16日からの参議院予算委員会の審議への影響を避けるためにも、簗大臣の交代が避けられないと判断したとみられます。
簗大臣の辞任を受けて、野党からは、辞任するのが遅すぎるとの批判が相次いでいます。
立憲民主党・斎藤国対委員長:
辞表提出されたということだが、遅きに失したのではないかというのが率直な感想だ。総理の任命責任についての質問は避けては通れない。
また、国民民主党の玉木代表は「高市総理も簗大臣も判断が遅すぎる。国会審議で外交や食料品消費税など重要な議論の時間が割かれたことは、国民生活にとってもよくない結果だった」と述べました。
高市政権発足後に不祥事で辞任する閣僚は初めてで、内閣改造から1カ月にも満たない事実上の更迭となり、高市総理の任命責任が問われることとなります。
