10月17日に開幕する春の高校バレー県代表決定戦の注目校紹介3回目は、酒田光陵・男子。県高校総体からメンバーを一新し、1年生中心のチームでコンビバレーを追求している。
酒田光陵高校男子バレーボール部は、学校の創立に伴い2012年に立ち上げられた新しいチーム。
2026年6月の県高校総体では、スタメン7人中5人が高校からバレーをはじめた選手で占める中、8年ぶりにベスト8入りする快進撃をみせた。
その中心にいた3年生は進学・就職に向けて引退し、チームは新たなスタートを切った。
キャプテンは、2025年から唯一メンバー入りしていた太田翔真選手が務める。
(太田翔真主将)
「ほかのチームはずっと同じ選手で鍛えてきて強いと思うので、自分たちは新しいチームになってそれを超えていかなければならない。たくさん練習して今までより強いチームにしていきたい」
3年生が抜けた新たなチームは2年生が少なく、スタメン7人中5人が1年生になる予定。
しかし、ことし大きく違うのはバレー経験者の入部が多かったこと。
齋藤監督は期待をにじませる。
(齋藤靖拡監督)
「全員ことしは経験者ということで、ミスや相手の特徴に対し、ゲーム中にコミュニケーションをとって自分たちで改善できる」
注目は1年生の2人。
まずはセッターの伊藤大雅選手。
伊藤選手は酒田四中時代に全国大会も経験した司令塔で、高い身体能力と判断力を武器に攻撃を組み立てる。
(伊藤大雅選手)
「役割はチームの司令塔としてゲームを形作っていく、左利きのサーブや幅広いプレーでチームに貢献する。まずは勝つことを目標に、これからのバレー人生でも自分の可能性を広げるような大会にしたい」
そしてもう1人は、アウトサイドヒッター・菅原一平選手。
伊藤選手とは小学校からのチームメイトで、コートの上で誰よりも明るく仲間を鼓舞する元気印。
(菅原一平選手)
「一番チームを盛り上げて鼓舞して戦って、諦めない気持ちが強いので“絶対勝つぞ”というつもりでやっている。特徴は速さを中心にしたコンビバレーなので、センターオープンに切れ込んだスパイクを見てほしい」
スタメンの平均身長は171センチと、決して高さのあるチームではない。
しかし「一枚岩のチームワーク」をテーマに掲げ、連携の強化に力を注いでいる。
(太田翔真主将)
「あまり身長が高くない。その分速さで勝てると思うので、一定の速度でのトスや速い攻撃でのコンビバレーがチームの特徴」
現在の選手は10人と少なく、練習には部活を引退した3年生も時折顔を出しサポートしてくれている。
(元主将3年生・阿部新さん)
「3年生が多くて10人以上以上いるので、急に引退してしまうと試合形式の練習が成立しない。そこはサポートをしっかりして、チームの活躍に貢献していきたい」
先輩たちの思いも胸に県代表決定戦に挑む。
(太田翔真主将)
「どんな相手でも自分の最大限のプレーをできるようにしたい。やっぱり優勝して全国大会に出場したい」
拾って、つないで、打ち切る。
高さのハンデを埋めるのは最後まで諦めない守備。そして、仲間を信じてつなぐ1本。
新たな歴史を刻むため、酒田光陵の挑戦が始まる。
酒田光陵の初戦は17日、鶴岡工業と対戦する。
