10月11日、告示を迎える新潟市長選挙。市政の継続を訴える現職と、刷新を訴え対決姿勢を鮮明にする2人の新人。告示を間近に、各候補予定者の動きは活発になっています。
■現職・中原八一氏「政策総動員で人口減少社会のまちづくりを」
【現職 中原八一 氏】
「西区の郊外に来ていただきありがとうございます」
「初心に返る」と、3度目の市長選で初めて出身地の新潟市西区に選挙事務所を構えたのは現職で元自民党参院議員の中原八一さん。
公約の目玉と話すのは、これまで取り組んできた新潟駅前から古町までの都心軸『にいがた2km』の新たな姿です。
【現職 中原八一 氏】
「鳥屋野潟南部の開発も進んでいることから、にいがた2kmの都心軸を鳥屋野潟南部の方向まで伸ばし、活力と魅力あるまちづくりを進めていく」
都心軸を鳥屋野潟南部まで延伸し、駅南エリアの新たなビジョンを策定する考えです。
【現職 中原八一 氏】
「いくつか魅力ある場所があることによって、新潟の街もにぎわうと思うし、また市民の皆さんの楽しみや喜びもあるんだと思っている」
今回、公約を並べたチラシを2パターン用意。一方では都心軸。もう一方では食と農の支援強化を掲げました。
【現職 中原八一 氏】
「郊外の産業として農業が広い地域には、やはり農業問題というのが深刻だろうから、そういう問題に我々も説明を尽くしていくという気持ちで2種類作らせていただいていた」
このほか、能登半島地震からの復興、小・中学校の体育館の空調整備、アリーナ新設など公約には多岐にわたる項目が並びます。
【現職 中原八一 氏】
「優先順位をつける必要はないと思う。新潟市の財源の許す範囲内で、同時並行的にやることが可能。まさに政策の総動員で人口減少社会のまちづくりに挑戦していきたいと考えている」
■新人・早武淳氏「どこに優先的に投資するのか議論を」
これに対し、優先順位を付けることこそが今の新潟市政に必要だと訴えるのは、経営人事コンサルタントの早武淳さんです。
【新人 早武淳 氏】
「何を守るのか、何を変えるのか、どこに優先的に投資するのか、誰かがその議論を始めなくていけない。そこは中原市政に決定的に欠けているところ」
10月3日には新潟市西区で液状化被害を受けた地域を視察しました。
【新人 早武淳 氏】
「富山県でしたかね、(液状化対策で)土地とかは一切市民負担を求めずに行政がやっているということなので、新潟市もそうあるべき」
何よりも優先すべきなのは、市民の生命を守ることだと訴える早武さん。
液状化対策については住民負担をなくし、市役所や警察、消防、避難場所に向かう道路についても対策を実施すべきだと主張します。そして…
【新人 早武淳 氏】
「新潟市以外、新潟市の外からお金と人を呼び込むこと。これを2番目に掲げている」
そのために夜の街としての古町の活性化や農業や食によるブランディングに取り組む考えです。
政党のバックアップを受ける他の候補とは違い、個人での戦いとなる選挙戦。
【新人 早武淳 氏】
「(掲示板が)1600所弱あるが、400枚が限界。自民とか野党の皆さんは当然運動員をたくさん抱えているから、あっという間に当日張り終わるが、4~5日かかる、400枚でも」
街宣活動は行わず、政策の説明会で理解を広げたいとしています。
【新人 早武淳 氏】
「肉体的にそんなに疲弊するかというと、多分そうではない。でも、考える、とにかく考えて考え抜くということは続ける」
■新人・青木学氏「現市政に対し様々な疑問・怒り感じていた」
10月7日、事務所開きを行ったのは市議会議員として30年あまりの経験を持つ青木学さんです。
【新人 青木学 氏】
「私自身もこの2期8年、私の政治信念と照らし合わせると、現市政に対して様々な疑問や怒りも感じていた」
人の痛みに寄り添う市政を築きたいと、小学校の給食無償化の継続や液状化対策の住民負担をゼロとすることを公約に掲げ、現職との対決姿勢を鮮明にする青木さん。
【新人 青木学 氏】
「にいがた2kmなんて言っているが、誰が頼んでにいがた2kmなんて名前をつけたのか。そして、この勝手に決めた、極めて限定したエリアに約5年間で51億もつぎ込んできている」
にいがた2kmへの投資の波及効果は8区全体に行き届いていないと訴えます。
一方、事務所の一角では…
「これはめちゃくちゃ貴重な」
野党系の政党を超えた応援を受ける青木さん。
会場には自身が所属した社民党系の会派に加え、立憲民主党、共産党無所属の市議会議員の姿が。野党の国会議員の名前も並びました。
【立憲民主党 加藤大弥 新潟市議】
「(Q.応援の自然な流れがあった?)もちろん会派は違うけど、一緒に行動してきた仲なので、全く違和感なく私は応援できる」
【新人 青木学 氏】
「本当に皆さんの熱気・思いが伝わってきて、本当に私自身も更に大きな力をいただいて、市長選もすごい気持ちで戦っていくぞという感じ。今は」
市政の継続か、刷新か…。新潟市長選挙は10月11日告示、10月25日投開票です。
