鹿児島市議会の入船攻一市議が、議員辞職する意向を明らかにした。市の職員に対して勤務時間中に共同墓地の草刈りを要望していた問題を受け、「けじめをつける」と責任を認めた形だ。
4年間で職員のべ90人、公金62万円超が投じられた
この問題は、2022年から2025年の4年間にわたって続いていた。入船市議の要望を受けた鹿児島市の職員のべ90人ほどが、勤務時間中に鹿児島市下伊敷の共同墓地で草刈り作業を行っていたというものだ。さらに、62万円余りの公金も支出されていた。

支出された公金については、共同墓地の管理組合からすでに返金されている。しかし市当局は、入船市議の要望が不当要求行為やパワーハラスメントに該当する可能性もあるとする見解を示しており、問題の深刻さは返金だけでは収まらない状況だ。
「認識が甘かった」と語った入船市議
入船市議は鹿児島テレビの取材に対し、「自分がやってきたことが条例違反に値する。辞職することがけじめだと思う」と述べ、議員辞職する考えを示した。

辞職の意向は、10月9日に開かれる予定の議会運営委員会で正式に表明するとしている。市民の税金と職員の勤務時間が長期間にわたって私的な目的に使われていた可能性があるだけに、地域社会への影響は小さくない。議会としての今後の対応が注目される。

