新米の品質を消費者に確かめてもらう報告会が新潟県長岡市で開かれました。意見交換の場では、生産者が米価が下落する中でも前を向き、コメ作りを続ける思いを語りました。
この報告会はJAえちご中越が3年前から毎年開いているもので、今年はコメの卸売り業者や消費者団体のメンバーなど約40人が参加しました。
はじめに10月2日現在のコシヒカリの一等米比率が79.4%となっていることなどが報告されました。
新米の品質は比較的、良好に推移している一方、JAが生産者に支払う前払い金、いわゆる仮渡し金は一般コシヒカリで60kg当たり1万8500円と、去年と比べ約4割値下がりしています。
今年初めて企画された生産者による実情報告では、米価下落の中でも前を向き、コメ作りを続ける思いが語られました。
【かわかみ農園 平澤大輔 代表】
「うちも例に漏れず、今年は厳しい状況になる。自分たちがコントロールできるところでいかに生産コストを下げていくかが重要と考えている。その中で新たな取り組みとして、乾田直播や生産にかかるコスト・手間を下げる取り組みを一生懸命行いながら、生産を続けている」
これに対し、参加者からは…
【パールライス新潟支店 石塚久祐 支店長】
「日本の大切な食糧を思惑や需給でこんなに混乱させていいのか、(コメの)流通の関係から声を大にして上げていきたい」
【長岡市消費者協会 山本ヒサ 会長】
「若者が農業に希望と誇りを持ち、所得が保障され、職業として選択できる農業・農政になってほしい」
また、JAえちご中越経営管理委員会の吉田文彦会長は「生産者の経営を支えるため、備蓄米の追加の買い戻しを政府に求めていきたい」と話しました。
