鳥取県伯耆町の美術館で前館長が約2600万円を横領していた問題についてです。
10月5日開かれた百条委員会では、町のチェック体制が十分に機能していなかった実態も浮き彫りとなっています。
伯耆町議会が開いた4回目の百条委員会。
岡本副町長や橋本教育長など町の幹部4人が出席しました。
伯耆町・橋本康雄教育長:
チェック体制がうまくできてなかったのは反省すべきところで、本当に申し訳なく思っている。
この問題は、植田正治写真美術館の前館長が在任していた7年間にわたり、入館料のうち本来の収入の23%にあたる約2600万円を横領していたもので、伯耆町議会は百条委員会を設置、原因の追求などを進めています。
これまでに前館長が入館者数の改ざんの方法を定期的に変えていたほか、入金後の金融機関からの資料が全て残っていなかったなど町側の不適切な管理も明らかになっています。
委員:
チェックは働かないものなのか。
伯耆町・岡本副町長:
結果的には働かなかったということ。町長や副町長は流れを見ようとすれば、チェックしようとすればできたが、残念ながらチェックが効かなかった。
前館長の横領が7年もの間発覚しなかった理由などを委員が質問、岡本副町長は町長や教育長なども含め、町の執行部側が美術館の入金状況を確認できる状態だったにもかかわらずチェックできていなかったと説明しました。
一方、岡本副町長はこれらの横領について前館長が単独で行為に及んでいた旨の発言をしていることを明かしました。
百条委員会・乾裕委員長:
管理体制が履行されていたら、きちんと不正は防げたのではないかという執行部の答弁があった。今後は再発防止策についてが非常に重要なってくるのではないか。
伯耆町は、早ければ10月中にも前館長を業務上横領の疑いで刑事告訴する方針です。
次回の会合は、11月5日に開かれ引き続き再発防止策について議論する予定です。
