新潟県柏崎市で、自治体の判断で猟銃を使い、人の生活圏に現れたクマを駆除する緊急銃猟の訓練が行われました。
10月2日、柏崎市別俣地区の公民館で行われた緊急銃猟訓練。
体長1mのクマ1頭が侵入し居座った想定で、地元住民や市の職員・警察官など30人以上が参加しました。
クマが建物内から外へ逃げた場合に、近隣住民へ危険を及ぼすおそれがあることから市は“現地対策本部”を設置し、周辺の道路に交通規制をかけて車や人の立ち入りを制限。
現場と市役所の関係部局をウェブ会議でつないで対応を協議し、近隣住民に弾丸が当たるおそれがないことなど緊急銃猟の要件を満たしていると判断されると、クマの駆除のため猟友会が発砲しました。
自治体の判断で猟銃を使いクマの駆除などを行う緊急銃猟は去年、県内で13件実施されていて、このうち阿賀野市では、今回の訓練の想定のように実際に建物内に立てこもったクマが緊急銃猟で捕獲されています。
県の調査ではクマのエサとなるブナやクリの実が今年は豊作の傾向にあり、去年と比べクマの出没は限定的となるとの専門家の指摘もありますが…
【記者リポート】
「目撃者によりますと、県道を車で安田方面へと走行中に茂みからクマが1頭現れ、その後、クマは茂みに戻ったということです」
今年7月に柏崎市の県道でクマが目撃されるなど、市内では今年度6件のクマの目撃情報があり、冬眠前のこれからの時期、気を抜くことはできません。
【県猟友会柏崎支部 内山久 支部長】
「一朝有事の際には訓練が非常に大切なので、こうやって訓練をやって、各担当が責任をもって進めれば、安全に対応できるのではないか」
【柏崎市環境課 重野圭吾 課長】
「シチュエーションがそのときどきによって異なるので、あらゆる場面を想定して訓練を今後も続けていきたい」
柏崎市は今後もクマの出没を想定した対応訓練を続けることにしています。
