能登半島地震で被災したことをきっかけに、教師を辞め、被災地での支援活動を続ける富山県射水市の女性がいます。
能登、そして熊本。被災地に通い一人一人と向き合い続ける理由は。
能登半島地震で大きな被害を受けた石川県七尾市の仮設住宅を訪ねる女性。
射水市に住む立野真紀さん(33)です。
能登半島地震以降、2年以上にわたり、ほぼ毎日、自宅のある射水市から七尾市に通い、入居者の見守り支援を続けています。
立野さんは認定NPO法人「グッドネーバーズ・ジャパン」の一員。
能登では、子供たちの心のケアや被災した住民の見守りに携わってきました。
そんな立野さんと私たちが出会ったのは、地震から1カ月が立った熊本でした。
熊本県氷川町の「護念寺」
震災後、寺小屋として子供たちを受け入れていたこの寺で、見守り活動をしていたのが立野さんでした。
*立野真紀さん
「とにかく安全に、安心して遊んでもらえたらと思って活動している。子供たちから「マッキー」と呼ばれていた立野さん。
Q立野さんについて
「マッキーさん(立野さん)は優しくて子供と遊ぶのが楽しそうだなっていう感じ」
Q立野さんについて
「明るくてフレンドリーで、何か頼りになるって感じ」
実は以前は小学校の教員だった立野さん。
教師を辞め、被災地で活動する道を選んだきっかけは、一昨年の能登半島地震でした。
Q立野さんについて
「能登半島の地震で実際自分が怖い思いをして、困ってる人たちが大勢いる中にいて、何かしないといけないと思ったのが本当に大きいきっかけ。それもあって(教師を続けるのは)何か違うなと思って。子供たちのために今できることは、能登で働くことだと思って」
被災した子供たちと向き合うとき、立野さんが心がけていることがあります。
*立野真紀さん
「震度7を経験したみんなが同じ怖い思いをしたと思うので、元気に見えてもってところは常に意識しながら」
熊本での活動を終え、立野さんが戻ったのは、いつもの活動場所、七尾市の仮設住宅です。
熊本での経験を通して、改めて感じたこととは。
*立野真紀さん
「被災地だったら大人も忙しくて子供の話を聞いてないとか、子供の居場所がないことをよく聞いて。子供が子供らしくいられる場所を作ってあげたいなと思っている」
能登、そして熊本。
被災地で活動を重ねる中で、立野さんがたどり着いたことがあります。
*立野真紀さん
「見守り活動もそうだけど、誰一人ないがしろにせずにしっかり向き合って話して、それが役目だと思っている」
支援する側ではなく、相手の立場に立つ。立野さんは、一人一人と向き合い続けます。
