9月26日静岡県富士市で開かれたボクシングの試合。その会場を訪れていたのは、袴田巖さんの姉・ひで子さん(93)です。
リング上へと上がり、思いを語りました。
袴田ひで子さん:
ちょうどきょうの日 2年前です。58年 何でこんなに長くかかったと思うと切ない気持ち
元プロボクサーだった弟・袴田巖さんは4人を殺害した罪に問われ、2024年9月26日静岡地裁で開かれたやり直しの裁判で、「無罪判決」を言い渡されました。
審理の長期化が問題視されて検討が重ねられ、2026年「再審法」が改正されました。
しかし、証拠の開示などをめぐり、ひで子さんたちがすべて納得できる内容とはなりませんでした。
袴田ひで子さん:
5年後もまた改正がある。巌だけが助かれば良い問題ではない。えん罪で苦しんでいる人は大勢いる。その方たちの道筋をつくるため、私は頑張っている
90歳となった弟は、日課だった散歩が最近はできていません。
袴田ひで子さん:
足が弱くなって歩行器を借りて家中を歩き回っている。なるべく長生きさせたい。欲を言えば、95歳くらいまで生きて欲しい
自分自身の今後については・・・。
袴田ひで子さん:
5年後というと私98歳。そのくらい持つ。大丈夫。法律がそうなっているから正さなくてはいけない。正しいものに法律をしてもらいたい
会場には福井県のえん罪被害者の男性も訪れ、「我々に終わりはない」と今後への思いを新たにしていました。
