ネパールと中国の国境付近で大規模な土石流が発生してから、9月26日で1カ月です。
被災地から避難した人たちが今も暮らす、ネパール・カトマンズにあるチベット仏教の寺院から、関隆磨記者がお伝えします。
土石流で壊滅的な被害を受けた中国との国境地帯・ティムレから、避難してきた人たちがこの寺院で暮らしています。
身を寄せているのは約350人で、炊き出しをしながら避難生活を続けています。
その一人、チョテン・シェルパさんは、日本で6年間働いてためた資金などを元に、ふるさとにホテルを建てました。
しかし、完成からわずか1年でそのホテルは濁流にのみ込まれました。
親族2人も被災し、うち1人は死亡、もう1人は今も安否が分かっていません。
ティムレから避難したチョテン・シェルパさん:
ようやく商売が軌道に乗ったのにすべて流され、本当に苦しい。
この寺院は行政が設けた避難所ではなく、避難している人たちはあと2週間ほどで出なければなりません。
しかしその後、どこで暮らすのかはまだ決まっていないということです。
ネパール側では1400人以上が死亡し、5500人以上が安否不明です。
被災した人たちの暮らしをこれからどう立て直していくのか、大きな課題が残されています。
