長崎市の諏訪神社で行われている宝物庫の調査でこのほど、大型の「屏風」が55年ぶりに確認されました。
漫画家の清水崑(こん)さんの作品で、かっぱによる「龍踊」が描かれています。
見た人の目を引きつける迫力ある大きな「龍」。
21人のかっぱが龍踊に興じるさまが躍動感たっぷりに描かれています。
長崎市出身で昭和に活躍した漫画家、清水崑さんの屏風絵です。
諏訪神社は鎮座400年の記念事業の一環で所蔵品の整理・分類を行っていて8月、宝物庫で55年ぶりに確認されました。
長崎学研究所元所長 土肥原弘久さん
「龍の面構え。清水崑さんの画力というのが肌に伝わってくるような迫力」
25日は清水さんの作品を研究する長崎学研究所の学芸員が調査に訪れ、大きさや保管状態などを確認しました。
屏風は清水さんが1971年(昭和46年)に奉納したもので、約180cm四方の大きさです。
長崎商業時代の友人を自身のモチーフである「かっぱ」に見立てていて、友人たちがそれぞれ名前を書き込んでいます。
この作品は市内の料亭で30分足らずで一気に描き上げられたということです。
長崎学研究所学芸員 入江清佳さん
「清水崑さんは長崎の年中行事がすごく好きだった人なので(くんちの)時期に見てほしいと、この屏風が出てきたのかなと思うし、深い郷土への愛を感じる」
諏訪神社は今後屏風を公開できるか、検討することにしています。
