長崎県内の巨木や名木を紹介するシリーズ「樹は見ている」。
25日は、佐世保市から樹の周りで遊んだ思い出が蘇る巨大な「ムクノキ」です。
佐世保市柚木町の矢保佐神社の鳥居付近にそびえるムクノキ。
樹齢は推定650年で大きさは県内最大級と言われています。(樹高26m、幹周り7.3m)
県樹木医会 久林高市会長
「樹木が成長して高齢樹になるとねじれが見えてくる」
「地元の人たちも相当、手を入れて保護して守ってきたのだろうと思う」
ムクノキは昔から子供たちの遊び場でした。
柚木町で育った 山中金治郎さん(93)
「小さいときは興味があって木に登っていた」
「(ムクノキの)脇にスギがあった。スギからムクノキに渡っていた」
高さ10mほどのところに大きな空洞があり、木登りをして中を覗いたことも懐かしい思い出です。
柚木町で育った 松永健一さん(73)
「(空洞に)フクロウが卵を産んでいた」
「この木とともに成長してきた」
KTN記者
「柚木町には神社のような巨大なムクノキが3本ありました」
3本の巨木にちなんで県道沿いの地域は昔から「三本木」と呼ばれました。
巨木のうち、2本は枯れてしまいましたが、その木片は今も地元の公民館に残されています。
山中金治郎さん(93)
「大きかったのが思い出です。葉も茂っていた。枝も下がっていた」
樹齢を重ねた矢保佐神社のムクノキも衰弱が進んでいますが、地元の人たちは少しでも長くこの地域を見守っていてほしい、と願っています。
