シリーズでお伝えしている元気な高齢者企画。今回は静岡県富士市に住む85歳の男性です。アスリートのレースで偉大な記録を持つという85歳の鉄人、元気の源を紹介します。
午前5時過ぎの静岡県富士市。
日が昇るのと同時に散歩を始めるのは、西村詮幸さん、85歳です。
西村詮幸さん:
片道2.5km 往復5km。1時間くらい歩く。まっすぐ歩く。足を上げる。大股で歩くよう心がけている
実はただの散歩ではなく、トレーニングです。
引き締まったふくらはぎに、Tシャツの背中には「トライアスロン」の文字が。
西村さんは、あるすごい記録を持った“鉄人”だったのです。
偉大な記録。元気を生み出す源とは!?
早朝からトレーニングに取り組む85歳の西村さん。
トライアスロンで刻んできた驚きの記録。
その秘密は自宅に・・・
西村詮幸さん:
キウイマラソンの完走状と表彰状
地元で開催される「ふじかわキウイマラソン」の賞状。
そこに書かれていたのは、 “最高齢者賞“の文字。
西村さんは最高齢での出場記録を毎年更新していたのです。
西村詮幸さん:
自分の生まれ故郷でやっている大会なので、出場して完走したい
記録はこれだけではありませんでした。
西村詮幸さん:
横浜の大会で優勝。年代別で一番になった金メダル
3年前のトライアスロンの大会のメダル。
そして驚くべきは・・・
西村詮幸さん:
ハワイのアイアンマンレース。一番記念になる3位に入賞できた。世界大会で3位。最初で最後です。
トライアスロンで世界最高峰の舞台・ハワイで行われる「アイアンマンレース」。
水泳、自転車、マラソンの総距離は226kmと、まさに鉄人の戦いに61歳で初出場しました。
ほかにも世界各国での大会で入賞し、廊下にある棚はトロフィーであふれかえっています。
西村詮幸さん:
トライアスロンを知ったのが47歳の時。面白い競技だなと関心があり、やってみたかった
旧富士川町に生まれ、高校卒業後から定年の60歳まで富士市の製紙工場に勤務。
働きながら、はじめは国内の大会に挑戦しました。
それまで運動に熱心に打ち込んだことはなかった西村さんでしたが、続けられた理由はシンプルでした。
西村詮幸さん:
ご飯がおいしく食べられる
元気の源は、ご飯。
妻・育子さん(77)の手作り料理を食べることが、走り続けることができる秘訣です。
西村詮幸さん:
間食してもご飯は必ず時間通り食べる。朝昼晩の3食は必ず欠かさない
妻・育子さん:
年齢の割に、ちゃんとしていると思う。これからもそういう風にいてほしい
しかし、そんな鉄人にもある決断が。
20年以上参加し続けた「キウイマラソン」を、2026年で引退することを決めたのです。
西村詮幸さん:
特に悪いところはないが、やっぱり年齢
2025年は5kmでタイムは37分。
制限時間は45分のため、2026年がラストチャンスです。
マラソンの引退は決めたものの、西村さんには新しい挑戦が。
仲間とのグラウンド・ゴルフです。
20年以上続けるベテランもいる中、西村さんは3年目。
まだまだ若手ですが・・・
なんとホールインワン。
いつも謙虚な姿勢ですが、思わず笑みがこぼれます。
グラウンド・ゴルフの仲間:
よく頑張る。私は腰が悪いから駆け足はできないが、同じ年代からしたらよく頑張っている
グラウンド・ゴルフの仲間:
挑戦する気持ちが若い。素晴らしい方
インターネットでフォームを研究し、順位も上がってきました。
仲間に元気を与える存在となっている西村さん。
ここでも目標は入賞です。
西村詮幸さん:
早くみんなに追いつきたいと頑張っている。しっかりした目標があるから、これからも長く続けられる
マラソンで磨いた忍耐力や粘り強さをいかして、西村さんの挑戦はこれからも続きます。
