アメリカのトランプ大統領は22日、記録的な高値を付けている軽油=ディーゼル燃料の輸出禁止を検討していることを明らかにしました。
トランプ大統領は22日、ニューヨークでウクライナのゼレンスキー大統領と会談した際、記者団からディーゼル燃料の輸出禁止を求める声が議会から出ていることについて問われ、「私も求めてきた。ディーゼルを国外に出すのはやめようと言ってきた」と述べ、輸入禁止を検討していると明らかにしました。
同席したベッセント財務長官も、「実現可能かどうか、全面禁止か部分的な禁止が可能か検討している」との考えを示しました。
アメリカでは、中東情勢の悪化に伴う原油高やウクライナによるロシアの石油関連施設への攻撃などを背景に、ディーゼル燃料の価格が過去最高を更新しています。
ディーゼル価格の高騰が続けば、運送費などを通じて食料品などの物価高騰を招く可能性があります。
11月の中間選挙を前に物価上昇への不満が争点となる中、トランプ大統領は連日、燃料価格の高騰への不満をあらわにしていました。
価格抑制の効果をめぐっては、アメリカ国内の業界団体が反発するなど賛否が分かれていて、トランプ政権が実際に輸出禁止に踏み切るのか注目が集まります。
