アメリカのCNNテレビなどメディア3社が、ホワイトハウスから記者を排除されたとして、トランプ政権を提訴しました。
トランプ大統領は18日、CNN、MSNOW、POLITICOの3社をホワイトハウスから排除すると発表しました。
CNNは関係者の話として、この発表の直前、ナタリー・ハープ大統領特別補佐官がトランプ氏にメディアの報道内容を見せていたと報じています。
CNNによりますと、ハープ氏が見せた資料の中にはPOLITICOの報道も含まれ、これが大統領を怒らせた可能性があるということです。
その後、3社の記者証は無効にされ、19日に記者がホワイトハウスに入ろうとした際には、記者証を没収されたということです。
これを受け3社は21日、トランプ政権を提訴し、ホワイトハウスに立ち入れるよう連邦裁判所に仮処分を求めました。
3社は、報道内容を理由に記者を排除するのは、報道の自由を保障する憲法修正第1条に違反すると主張し、「報道機関が何を報じるかを政府が決めてはならない」と訴えています。
一方、トランプ大統領は自身のSNSで、「報道の自由を攻撃しているのではない」と反論し、3社を「フェイクニュース」と呼んだ上で、「国家安全保障への脅威だ」などと主張しています。
また、今回の問題は、トランプ大統領の国連総会出席にも影響しています。
トランプ大統領は、国連総会に出席するためニューヨークを訪問します。
大統領の映像は通常、主要テレビ局が交代で代表して撮影し、各社に提供していますが、今回はCNNが担当する予定でした。
しかし、CNNがホワイトハウスから排除されたことを受け、ほかのテレビ局も代わりの撮影を行わないことを決めました。
このため、トランプ大統領の国連総会出席に向けた訪問では、テレビ各社で共有する代表映像が撮影されない異例の事態となっています。
