中国の習近平国家主席に近いとされる軍の元制服組トップらに対し、党籍剥奪などの処分が下されました。
中国軍の高官をめぐっては、失脚が相次ぐ異例の事態が続いています。
国営メディアによりますと、中国共産党は21日、重大な規律違反で調査を受けていた中央軍事委員会元副主席の張又侠氏と元参謀長の劉振立氏について、党籍剥奪処分と軍の検察が犯罪容疑について捜査することなどを発表しました。
発表では、張氏と劉氏の2人について調査の結果、「党から離反し、派閥を形成したほか、職務上の立場を利用し、部下の昇進をめぐり巨額の金銭を受け取っていた」などと認定していて、「事件の性質は極めて深刻で影響は極めて悪質」と指摘しています。
また、発表では張氏と劉氏の2人に対する処分について「軍内部に腐敗分子が潜むことは決して許さないという断固たる立場を示したものだ」などと強調しました。
中国軍の重要な意思決定機関でトップの習主席ら7人で構成されていた中央軍事委員会は、今回の張氏らを含め5人が失脚していて極めて異例の事態となっています。
