福島県白河市2年に年に一度開催される白河提灯まつり。最終日となる9月21日は、370年の歴史で初となる小峰城山公園からの神輿出発が行われた。
■史上初の試み
白河提灯まつりでは、21の町が3日かけて鹿嶋神社の神輿を担いで街を練り歩く。3日目の最終日は鹿嶋神社に向けて神輿を担ぐが、今年は370年に及ぶ歴史の中で初めて、出発地が市のシンボルである小峰城の城山公園に変更された。多くの人が集まれるシンボルから出発することで、伝統の魅力をより多くの人に魅せたいという思いから実現した。
■雨を吹き飛ばす熱気
台風25号による気象警報は出されていないものの、一部プログラムを見直すなど安全対策を講じて開催された。行列の前には雨が激しく降っていたものの途中で止み、ゆらゆらと揺れる提灯の灯りが会場を照らした。参加する登町のリーダー役を務める鈴木宏明さんは「地元の方はもちろん、全国から集まる方に白河の歴史と熱気を感じてほしい」と語り、大勢の観客とともに会場は熱気に包まれた。
■次回に向けた新たな構想
次回の開催に向けては、復元工事が間もなく終了する小峰城の門からの出発も検討されている。悪天候のなかでも伝統を守り、新たな変化を取り入れながら盛り上がりを見せた白河提灯まつり。白河の伝統と熱気は、これからも受け継がれていく。
