「敬老の日」にちなんだ蒸気機関車SLの話題です。
数え歳にすると90歳の「貴婦人」が6年ぶりに復帰することになりました。
9月19日、山口県山口市のJR新山口駅。
報道機関向けの試乗会でお披露目されたのは、「シゴナナ」の愛称を持つC57形蒸気機関車です。
◆記者リポート
「長期間にわたって修理が続いてきたSLC57が6年ぶりに山口線に戻ってきました」
昭和12年に製造された旅客用のスピード重視の機関車で、細身のスマートな車体と美しい大きな動輪から「貴婦人」とも呼ばれてきました。
「SLやまぐち号」が運行を始めた1979年から列車をけん引してきましたが、6年前、車輪を動かすシリンダーが故障して走れなくなり、長い修理期間を経てようやく第一線に戻ってきました。
「シゴナナ」の復帰は、JRや山口県が10月から始める大がかりな観光キャンペーンの目玉のひとつで、試乗会では車内で予約販売される弁当や復帰を記念した限定グッズも披露されました。
山あいの峠を越え、のどかな田園風景の中を走るSL列車。
一般には非公表の試乗会でしたが、沿線では多くのファンがカメラを向けていました。
目的地の津和野までは約2時間。
SL通によると、これまで代役を務めてきた貨物用の「デゴイチ」より旅客用の「シゴナナ」は乗り心地がいいそうです。
◆JR西日本 山口列車区 井上久利 運転士
「デゴイチとシゴナナで『音』が違うので、汽笛の音もブラスト(蒸気)の音も違うので、その『音』を楽しんでいただきたいと思います」
C57がけん引する「SLやまぐち号」は、10月3日から12月20日まで土曜・日曜を中心に走ることになっています。
