国内最高峰のプロバスケットボール「Bリーグ」のエキシビションマッチが9月5日、高知で初めて開催された。
国内トップレベルの選手たちが集結するとあって、県民体育館には試合を見届けようと大勢の観客が詰めかけていた。
待ちに待ったプロの試合
試合開始前から、ファンの熱量は最高潮に達していた。
「プロの試合が高知で見られて楽しみ。ダンクを見られたらうれしい」と声を弾ませるのは、高知市から訪れたバスケ部の中学2年生。
県内各地から熱心なファンが駆けつけており、四万十市から親子で足を運んだ父親は「間近で見て、子どもがどんな刺激を受けるか楽しみ」と話す。
中学1年生の子どもは「プレーや戦術がすごく好きだから」と、お目当ての広島ドラゴンフライズへ熱い視線を送っていた。
規格外のサイズとスピードに大歓声
観客の期待が膨らむなか、神戸ストークスと広島ドラゴンフライズによる夢のカードがティップオフを迎えた。 Bリーグ最大の魅力は、なんといっても選手たちが規格外のサイズとスピードで生み出す圧倒的な迫力だ。
身長2メートルを超える選手たちがコートを駆け抜け、鮮やかなシュートや素早いパス回しを次々と展開していく。
目まぐるしく攻防が入れ替わる激しいゲームに、来場者の興奮はあっという間に頂点へと達した。
神戸の選手の中には、アメリカのNBAで活躍する八村塁選手の弟・阿蓮選手の姿も。正確なフリースローで会場を沸かせた。
会場を彩るエンターテインメント
男子のプロの試合を初めて観戦したというバスケ部の高校生は、「迫力があり、学ぶことがあってめちゃくちゃ楽しい」と話す。
プロスポーツの醍醐味はコート内にとどまらない。観客と一体になるエンターテインメント性も、Bリーグが愛される理由のひとつだ。
佐川町から母親と訪れた子どもは、「迫力がすごくて興奮している。ライトやチアのお姉さんが頑張っていてすごいと思った」と、華やかな空間に目を輝かせる。
母親も「テレビでしか見ることができないと思っていた。ぜひ娘と一緒に興奮を味わいたいと足を運んだが、すごくうれしい」と、笑顔を見せた。
来春Bリーグ参入申請へ
現在、高知県内にBリーグのクラブは存在しない。しかし、今年8月には設立準備委員会が発足し、来年春にはリーグへの参入を申請する予定だという。
高知に初めて響いたプロバスケットボールの足音。それは、観客の心に確かな刺激と熱狂を刻み込み、新たなスポーツ文化の幕開けを予感させる一日となった。

