11日夕方、秋田県羽後町の中心部にクマが出没し、緊急銃猟で駆除されるなど、県内では人の生活圏でのクマの目撃が続いています。県は本格的な秋を迎えるこれからが正念場だとして、引き続き警戒するよう呼びかけていますが、こうした中、クマの駆除に対応する県警のプロジェクトチームの訓練の様子が公開されました。
10日午後1時半ごろ、横手市大屋新町で田んぼ脇の水路を走るクマの姿が撮影されました。
撮影した人によりますと「クマは草に身を隠しながら走っていた」ということです。
県の情報マップシステム・クマダスによりますと、2026年の県内のクマの目撃情報は、5~7月まで毎月800件を超えていましたが、8月は236件と大幅に減少しました。
しかし県は、秋は冬眠前のクマが餌を求めて活発になるとして、引き続き警戒するよう呼びかけています。
こうした中、県警は11日、クマの親子が市街地に出没した想定で射撃訓練を行いました。
機動隊の隊員や警備課の警察官などで構成されるプロジェクトチームが、対応の手順を確認しました。
クマの背後に、山の斜面など銃弾を受け止めるバックストップがある想定で、2人の警察官が高い所からの撃ち下ろしと、建物から水平方向への射撃で動くクマを狙います。
県警察本部・重成浩司本部長:
「クマの出没情報があった場合は、迅速に警察官が駆け付け、地域の安全を確認する。目撃情報があればすぐに警察に伝えてもらい、われわれの安全確保を受けてもらいたい」
プロジェクトチームは、猟友会や行政が間に合わない場合に対応することにしていて、県警は訓練を重ねて有事に備えたいとしています。
