八ヶ岳山麓の長野県南牧村にあるホテルのレストランが、新たな看板メニューにと県内産の牛肉を使ったビーフシチューの提供を始めました。約50年前の開店当初の味を現代風に再現したということです。
南牧村のホテル「八ヶ岳高原ロッジ」にある「レストラン花暦」が、9月1日から新しいメニューの提供を始めました。ゴロゴロとした牛肉が入ったビーフシチューです。
そこには特別な思いが...。
八ヶ岳高原ロッジホテル営業推進部・油井雅明部長:
「50年前にこのビーフシチューがメニューにあり、デミグラスソースを使っていたと昔のメニュー表を見て分かりました。50年後の今復活をして、信州牛を使ってアレンジしようと新しいメニューを作りました」
レストランは1975年に、スパゲッティやハンバーグ、グラタンなどの洋食を提供する場としてオープンし、ホテルの宿泊客を中心に親しまれてきました。
人気メニューの一つが「ビーフシチュー」で、特製のデミグラスソースを使い、コクと「のどが渇くぐらいの濃さ」が特徴でした。
客の好みなどに合わせて味を変えてきましたが、開店から50年が経ち、レストランを象徴する新たな看板メニューを作ろうと決めました。
担当したのが料理長の満木徳文さんです。レシピは残されていなかったため、引退したシェフや当時を知るスタッフなどから味の特徴などの聞き取りを重ねました。
メインの食材となる牛肉には、長野県産の「りんご和牛信州牛」を使用。特徴だったコクは生かしつつ、ややさっぱりとした味わいに仕上げたということです。
レストラン花暦・満木徳文料理長:
「昔の味を復刻しながらさらに現代っぽく、すね肉を使うことでさらっとしたデミグラスに仕上がっていまする」
「食べた皆さんがほっこりしていただけるような感じの味だと思います」
試食した記者は―。
「野菜の甘みや赤ワインと肉の旨味がシチューにしっかり溶けだしています。ほろッと柔らかい肉にもしっかりしみこんでいて、おいしい」
ビーフシチューはディナーコースで提供していて、宿泊客だけでなく、食事のみの利用でも味わうことができます。
八ヶ岳高原ロッジホテル営業推進部・油井雅明部長:
「まさしく看板メニュー、お客様がこのビーフシチューを召し上がりに来て、食べたいとおっしゃっていただける、そんなメニューに育っていけばいいと思います」
