北陸3県で初めて、福井県おおい町で成虫1匹が確認された特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」は、サクラやウメの木を枯れさせるなど全国で猛威を振るう害虫です。県が27日に実施したおおい町内の調査では、被害を受けたサクラの木が新たに複数本確認されました。
27日は調査に先立ち、県の担当者が嶺南と南越前町の7つの市町の職員に、クビアカツヤカミキリの生態や被害を受けた木の特徴、防除方法などについて説明しました。
「この害虫は樹皮がゴワゴワしているところによく卵を産み付けます」(県の担当者)
おおい町内では、サクラ9本、ウメ13本でクビアカツヤカミキリの幼虫の存在を示す痕跡であるフラス(木くずとふんが混ざったもの)が確認されています。
サクラやウメの木を食い荒らし、枯れさせるクビアカツヤカミキリは、ウメ栽培が盛んな嶺南地域では特に被害の拡大が懸念されます。
おおい町の職員:
「風化したフラス。これはクビアカツヤカミキリのフラスで間違いないですね」
最初の被害が確認された木から半径3キロのサクラの木を緊急調査したところ、新たに複数本の被害を確認しました。被害は広がっているようです
痕跡を見つけるポイントは木の「根本」です。
県自然環境課・大宮正太郎主任:
「好むのは根本の部分。この部分に穴があきフラスが飛び出ているか確認してほしい」
最大1000個の卵を産むという繁殖力が高いクビアカツヤカミキリ、被害を食い止めるためにはたくさんの「チェックの目」が必要です。
県自然環境課・堂本大輔参事:
「防除対策は早期発見、早期対応が重要。我々も調査するが、県民のみなさんも身の回りのサクラやウメの木を確認して、不審な点があれば県や市町に報告してほしい」
県や各市町では、9月4日までに県内全域のサクラの名所やウメの産地を点検し、9月に開く対策会議で情報共有を図るとしています。
