東京電力・柏崎刈羽原発の運転員が自身のIDカードを使い、同僚をゲートから退出させた不適切な行為をめぐり、発電所の稲垣所長は「反省するべき」と述べました。
今年2月、柏崎刈羽原発で運転員がIDカードを忘れた同僚を、自身のIDカードで中央制御室のゲートから退出させました。
こうした不適切な行為を防ぐ出入り管理システムがありましたが、経年劣化により機能していませんでした。
システムの不具合は2016年から徐々に増え、発電所全体で一日、数十~数百回のエラーが出ていたこともあったということです。
稲垣所長は8月27日の会見で「事案発生当時、システムの更新に着手していて、当初、今年度末には完了する見込みだった」と釈明しました。
【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】
「故障の要因になっている部品、修理することをしっかり突き詰めて細かくやっていれば、今のような状態にはならなかった。ここは反省すべきところ」
システムの更新完了の見込みは2028年度上期にずれ込んでいて、現在、ゲートの不正な出入りを監視する人員を配置するなど再発防止策を講じているということです。
