石川県と富山県に出ていた特別警報は警報に切り替えられましたが、このあとも大雨に警戒が必要です。
2つの県ではこれまでに降った大雨の影響で13の河川が氾濫し、各地で被害が相次いでいます。
27日午前7時ごろの富山・氷見市。
住宅街を川のように濁流が流れていました。
記録的な大雨によって川が氾濫し、大規模な浸水被害が起きています。
氷見市では、午前8時半までの12時間で観測史上最大となる317mmの大雨となりました。
石川県と富山県は27日未明から線状降水帯が相次いで発生し、記録的な大雨となっています。
気象庁は一時レベル5の「大雨特別警報」を発表。
命が助かる可能性が少しでも高い行動を取ることなど最大限の警戒を呼びかけました。
午前6時ごろ、石川・宝達志水町では、車のヘッドライトが辛うじて見える位置まで雨水が迫っていました。
また、車に雨水が入ったことでヘッドライトが点滅。
数分後にはヘッドライトが隠れるまで水位が急上昇。
さらに、冠水した道路を車が走行すると屋根を超える高さまで水しぶきが上がっていました。
冠水現場を回避しようとする車や何台もの車が連なって冠水した道路を進む様子が見られました。
大規模な範囲で浸水した住宅街では、取り残された人の救助活動も行われていました。
雷の音が激しく鳴る中、救助隊員の腰付近まで水は押し寄せていました。
この影響で交通にも大きな混乱が生じていました。
午前8時過ぎ、金沢駅では、大雨の影響で北陸新幹線以外の列車全てが運転を見合わせていました。
朝の通勤・通学で利用する人、夏休みで観光に来た人など多くの人たちが鉄道を利用できない状況となっていました。
駅では「お父さんが迎え来てくれるんで待ってます。学校行く方の電車が止まっちゃって、もう無理やったんで諦めました」といった声が聞かれました。
一時、レベル5の「大雨特別警報」が出された羽咋市では線路が水没。
カメラを駅前に向けると、茶色い水が流れ込み、大規模な範囲で冠水被害が起きていました。
羽咋市では、午前9時までの12時間で観測史上最大となる317.5mmの記録的な大雨となりました。
また冠水した道路では、住民らが排水溝に詰まっている草木などを取り、水の流れを確保していました。
住民からは「ここに入ってくると良いんだけどね。(Q.今のうちに対策)というより自分の家を守るために(草木など)取るしかない」といった声が聞かれました。
午前5時半ごろの羽咋市内では、氾濫したとみられる川の濁流が流れ込んでいました。
その1時間後には、さらに激しさを増し、辺り一帯が濁流にのみ込まれていました。
羽咋市では「(Q.何時ごろから雨強まった?)3時過ぎぐらい。自分らも分かったのは3時過ぎぐらいですね。(Q.こんな雨は過去あった?)いや初めてです。大変な状況だなと今思っております。まだ残された人たちがこの街の中にいるので、その人たちの安否がちょっと心配かなという状況です」といった声が聞かれました。
午前8時ごろに見られたのが、住宅地で自宅に取り残された人たちです。
救助隊員の腰付近にまで水位が上昇する中、ゴムボートで住宅へと向かいます。
取り残されていた子供たちと母親がボートに乗り込み、無事に救助されました。
視界が白くかすむほどの激しい雨となっていた金沢市内。
道路が冠水した場所では、走行する車まで雨水の波が押し寄せていました。
一方で26日夜から朝にかけて大雨被害が出た地域で見られたのが雷です。
富山・高岡市の空は、建物のシルエットが分かるほどの稲光が発生。
そして、1本の稲妻も。
射水市でも激しい雨が降る中、何度も空に稲光が発生する様子が。
氷見市では雨が降りしきる中、真っ暗な空が明るくなるほどの雷が相次いで発生。
この記録的な大雨となった地域では、一時約10万人を対象に危険度が最も高い警戒レベル5の「緊急安全確保」が発表されました。
27日は関東でも大気の状態が不安定となり、豪雨災害があった千葉県でも激しい雨となっています。
午後1時半ごろの千葉市。
横殴りの激しい雨が降っています。
朝の通勤時間帯には、道路の冠水も起きました。
午前7時半ごろの船橋市。
車が大きな水しぶきを上げ走行していました。
車によってできた雨水の波が歩道にまで達するなど、冠水被害は広範囲に及んでいました。
このあと夕方の帰宅時間帯から27日夜にかけ、東京都心でも天気の急変による道路の冠水・突風・落雷などに注意が必要です。
