大分県内で雨不足が続いている影響で中津市の耶馬渓ダムでは貯水率が低下し、山国川では23日から8年ぶりの取水制限を実施しています。
今のところ、市民生活に影響は出ていませんが、市は節水を呼び掛ける広報活動を行っています。
◆TOS梅田雄一郎記者
「中津市耶馬渓町の耶馬渓ダムです。ダムの湖岸を見てみるとこれまで水につかっていた部分の岩肌もむき出しになっています」
梅雨明け以降、県内ではまとまった雨が降っておらず、24日午後5時の時点で耶馬渓ダムの貯水率は37.3%となっています。
23日午前9時に貯水率が40%を下回ったため山国川河川事務所は、上水道20%、工業用水80%、農業用水30%の取水制限を開始しました。山国川での取水制限は2018年8月以来、8年ぶりです。このまま雨が降らないと現在の取水制限を続けても貯水率は9月1日ごろに20%を切り、11日ごろには0%になる見込みです。
こうした中、山国川流域の自治体や利用団体でつくる協議会では、24日代表幹事会を開き今後、貯水率が20%を下回った段階で、現在の取水制限をさらに強化することで合意しました。
また中津市上下水道部では今後も貯水率が下がり続ければ、水圧を下げて蛇口から出る水の出る量を減らす「減圧給水」を検討するということです。
◆山国川河川事務所井手勲副所長
「今後も降雨のまとまった予測がないので利水者の皆さんと協力してこの渇水を乗り切っていかないといけない」
協議会では9月4日に次の会議を予定していて、状況を踏まえて今後の対応を協議する方針です。
こうした状況に中津市民は。
◆中津市民
「考えて水を使わなきゃいけないですね」
「子供もいるので水の大切さとかをわかってもらうためにも、家族で(節水に)取り組んでいるつもり」
◆広報車
「市民の皆様には大変ご不便をおかけしますが、節水のご協力をお願いします」
耶馬渓ダムの貯水率低下を受けて、中津市は市民に対し、節水を呼び掛けています。24日も午後から車で住宅街などをまわる広報活動を行ったほか、ホームページなどでも協力を呼びかけています。
◆中津市上下水道部総務経営課徳永昌豊 課長
「市民に現在の厳しい状況を理解してもらい、自主的な節水の協力のお願いをしている」
今後、まとまった雨が降らず、ダムの貯水率がさらに低下した場合、市は水道水の供給量を減らす措置を行うことにしています。
また、給水拠点を設ける準備も進めているということです。
