8月も全国各地でクマが出没。
被害が相次いでいます。
北海道・岩見沢市では24日午前10時ごろ、養鶏場で飼育されていた食用のカモ23羽が死んでいたり、いなくなっているのが分かりました。
現場に残っていたのは複数のクマの足跡。
市は、クマがカモを襲ったとみているということです。
この養鶏場では、先週17日にもニワトリがクマに襲われる被害に遭ったばかりでした。
一方、青森県の十和田湖畔では22日、外国人観光客の男性がクマに襲われました。
男性を運んだ民泊関係者:
(助けた人は男性が)「ベアーベアー」と言っているのを聞き、結構血が出ていたので119番をうちでした。
消防によりますと、男性は30歳くらいで、展望台を訪れていた際にクマに襲われ右腕をかまれた他、右肩にもけがをしましたが命に別条はないということです。
山口・岩国市では8月12日、山林に仕掛けられた箱わなにクマがかかりました。
地元猟友会は8月に入って3頭のクマを箱わなで捕獲。
クマの捕獲ペースは2025年よりも上がっているといいます。
山口県美和猟友会・政兼守会長:
(現時点で)去年1年間の捕獲数に匹敵するくらい。去年8頭だった私の猟友会のところで。今7頭だからね。
猟友会が設置したカメラに映っていたのは、箱わなに入ったクマが脚を上げて何かをよけるようなしぐさ。
触れると入り口が閉まる仕掛けの細いワイヤをよけたとみられます。
山口県美和猟友会・政兼守会長:
今までに(ワナを)経験してるのでは。(過去に)痛い目にあって逃げてるから、それは知っているんだろう。危険なところがわかってるんだと思う。
また、三重・尾鷲市では8月19日、三木里町の畑に設置されたカメラの映像にクマ1頭が映っていました。
同じ畑では、前日にもクマが現れていたとみられ、養蜂箱などが壊される被害が発生していました。
隣の賀田町では24日朝、別の個体とみられるクマがイノシシ用のおりの中で見つかり、猟友会によって駆除されるなど警戒が続いています。
京都・舞鶴市でカメラに捉えられていたのは、鉄の柵に前脚でつかまり撮影者が乗る車のほうを見る野生のクマ。
8月16日、撮影者がクマと遭遇したのは海水浴場に向かう道中でのことでした。
撮影者:
最初に見たときは休憩所のところに座って何かを食べていた。1回通り過ぎて戻ってきたら柵の所にいて、「やっぱりクマやったんや」となって。そんな大きい感じではなかったから、もしかしたら近くに親グマがいるかもとよぎり、ということは子どもを守るために(こっちに)来るかもしれないとか、怖かった。
撮影者によりますと、周辺には複数の住宅や人通りもある場所。
近くの駐車場には、車が1台止まっていたといいます。
撮影者:
(車内に)人が休憩してシート倒して寝ているのが見えた。その人に言わないと、もし知らずに起きて(車の)外に出て(クマが)いたらヤバいなと思って。
初めてクマを目撃したという撮影者は、すぐに市役所に通報したということです。
この夏のクマ出没は関東でも相次いでいます。
群馬・桐生市では8月19日、飼われていたヤギが襲われました。
小野陽祐さん:
普段よりも(ヤギの)鳴き方が違って、叫び声みたいな感じ。(ヤギ)小屋の中を見たらクマがいた。(ヤギは)首の下の肩甲骨あたりを思い切りかまれた。骨がガードしてくれて内臓まで損傷はなかった。
体長1メートルほどだというこのクマは、ヤギ小屋を破壊して侵入しました。
小野陽祐さん:
僕らもまさかクマがいるとは正直想像つかなかった。とっさに奥さんが声を出して、それでクマも逃げていった。
動物病院で治療を受けたこのヤギは、小屋の修理と補強が完了するまで近くの牧場に避難しています。
小野陽祐さん:
ヤギたちがいない小屋を見ると余計にさみしさが増す。1日でも早くまた一緒に生活できるようにしたいなと思う。
飼い主の小野さんから通報を受けた桐生市は、ヤギ小屋の周辺に箱わなを設置するなどの対応をとっています。
