千葉県で起きた豪雨被害。
死者は新たに2人増え、13人になりました。
厳しい暑さが戻ってくる中、浸水被害があった地域では住宅の片付けや災害ごみの運び出しなど、復旧作業が急ピッチで行われています。
千葉県を襲った豪雨から18日で5日。
復旧作業は今日も各地で続きました。
千葉・茂原市では、完全に水に漬かってしまった道路に農林水産省のポンプ車が来ていて、太いホース6本を使って隣の河川に水を排水していました。
農水省 関東農政局・佐伯保則課長:
土曜日から始めて4日目、やっと水位が下がってきた。今日中にやっと通れるようになるかめどが付く。
千葉県によりますと、新たに2人の死亡が確認され、これまでの死者は13人になりました。
浸水被害に遭った住宅には、大量の災害ごみが残っていました。
自宅が浸水被害に遭った女性は「玄関に水が入ってきた。ここら辺まで来ていたと思う。衣装ダンスが2つあったんです。着物が入っている。それもひっくり返っていて、全部処分した」と話しました。
こうした中、茂原市で進められていたのは、業者による災害ごみの回収です。
茂原市内の土木業者「緑川組」によると、廃棄物は「家具が多いです。家電で言うと冷蔵庫・洗濯機、そのあたりが多いです」といいます。
この業者は、災害ごみを回収し仮置き場まで運搬する作業を1日に10往復ほど行っているということです。
一方、豪雨の影響で運転見合わせが続いていたJR外房線は18日、大網駅と本納駅間で始発から運転を再開しました。
千葉方面に向かう誉田駅と大網駅の間では、今も運転見合わせが続いています。
通勤客からは「普段は40分。きょうは1時間半以上確定。全線復旧してくれることがベスト」「きのうは本納から代行バスで大網まで行って、あまりにも遠くて途中で諦めて、有休もらいました」といった声が聞かれました。
JR東日本は、誉田駅と大網駅間について、24日の運転再開を目指し復旧作業を進めています。
千葉県の熊谷知事は、豪雨により大きな被害が出た大網白里市を視察。
その大網白里市ではJR大網駅周辺など、広い範囲で冠水し、多くの床上・床下浸水の被害が出ています。
千葉県・熊谷知事:
この大網白里市、この駅前が大規模に冠水したというのは我々も把握しておりましたし、今回もここは確認しなければならないと思ってまいりました。(住民と)お話しさせていただいて、行政のサポートをお願いしたいとお話をいただきましたので、しっかりと対応していくという話をしました。
記録的豪雨により、各地に甚大な被害が発生した千葉県。
農地も冠水したため、全国一の生産量を誇る落花生にも大きな被害が出ています。
あんばい農園・梅津裕一代表:
落花生の実が露出して、そこに太陽光があたると殻が緑色になってしまう。こうなってしまうと、収穫できたとしても落花生として商品価値がなくなってしまう。
千葉市緑区にある落花生専門の農園では、畑に土砂が流れ込み、収穫間近だった多くの落花生が土に埋まってしまったといいます。
あんばい農園・梅津裕一代表:
土砂の下にビニールのマルチがあるが、この上に土が乗ってしまっている状態。あそこなんかも外側の葉っぱから徐々に…。頭だけ出ているからこの子たちは大丈夫かと思ったが、時間とともに(枯れてきた)。
土砂に埋まってしまった落花生は、9月以降、出荷される予定でした。
しかし、今回の被害で3割ほどの落花生が出荷できない状態だといいます。
さらに、収穫に使うトラクターなどの農機具も水没し、買い替えが必要になる可能性も。
あんばい農園・梅津裕一代表:
落花生は4カ月にかけて収穫を迎える。それが直前にダメになるかもしれないとなると、本当になんとも言えない。豪雨災害なので、ある程度仕方ないのは気持ちとしては持ってるが、悔しさがあります。
