8月11日で発災から2週間を迎える熊本地震。
2年前の山形県内の豪雨災害でも活躍した技術系ボランティアの代表が、このほど熊本入りした。
被災地の状況と活動、そして現地で感じたもしもの時の備えの大切さを話してくれた。
(DRTJAPAN山形・我妻清和代表)
「備えると言ったら何を想像する?」
「(児童)防災バッグ! 例えばホイッスルや笛が入ってる」
「まず命を守ること、自分の命を守ることが災害への備え、一番重要なこと」
10日、米沢市の学童施設で開かれた防災教室。
講師として「災害への備え」について伝えていたのは、重機を使った技術的な災害支援ボランティアを行う「DRTJAPAN山形」の代表・我妻清和さん。
(DRTJAPAN山形・我妻清和代表)
「水がなかったり、食べ物がなかったり、避難所で暮らすのも日常じゃない生活をするのはすごく大変で、そういうところに今回は3日間だけ熊本に行ってきた。その時の様子で、大きなダンプで水を持って行ったり、その時の写真」
我妻さんは8月6日、重機と支援物資をトラックに載せて、最大震度7を観測した熊本県氷川町に入り、連携団体の仲間と共に支援活動を行った。
まず行ったのは、「道路啓開」という道を開く作業。
(DRTJAPAN山形・我妻清和代表)
「道路に建物が倒壊しているので、それをそのまま放っておくと緊急車両も通れないし、被災した人たちが家に戻る道もない。復興に向かって前に進めるような道づくりというのがすごく重要」
また、作業の途中で出会った被災者の声に耳を傾けることも大事なことだという。
「困りごと」を聞く中で多く出たのが、「倒壊した家屋の中に埋まっている遺影やアルバムなど貴重品を取り出してほしい」という依頼。
(DRTJAPAN山形・我妻清和代表)
「今この緊急時に必要なものかと言われるといろいろあると思うが、“心を支える”という意味では、心配事があるとなかなか前を向けないというか。そういったところがあると考えればすごくそれで喜んでもらって、ここまで助けてもらったから私も頑張ろうという風に思ってもらう、そのためのお手伝いなんだとあらためて感じた」
今回の夏に発生した大地震を受けて、我妻さんは「あらためて水の大切さに気づかされた」と言う。
その上で、いま被災地で起きていることを知り、対岸の火事ではなく「自分にいつ起きてもおかしくないと認識して備えること」が大切だと話す。
(DRTJAPAN山形・我妻清和代表)
「一人ひとりがどのぐらい備えられるかというのがすごく重要だと感じていて、人任せの防災ではなくて、地震は必ず起きるし水害もいつか必ず起こると考えた時に、避難所任せにならない、自分で1週間程度頑張れるような、生き延びられるような備えがすごく大事だと思う」
