最終日を迎えている「山形花笠まつり」。1日目の生中継に出演してくれた県立保健医療大学の花笠サークル「花の会」に密着した。新たな試みとして2026年に解禁された音を鳴らす楽器、いわゆる“鳴り物”を使ったパフォーマンスが、サークルの仲間たちにとってかけがえのない時間になったよう。

6日の本番前、多くの団体が出番を待つ中、最後の準備をしていた県立保健医療大学の花笠サークル「花の会」。

(三味線・佐藤愛莉さん)
「(Q.それは何?)三味線です。持ったまま移動することができなかったので、演奏しない予定だったんですけど、きょう急きょストラップを用意して、先生から伝授してもらって初挑戦」

花の会はいつも、病院や福祉施設で音楽隊の生演奏にのせた「花笠踊り」を披露している。
しかし、2025年までの山形花笠まつりでは“鳴り物”を使うことができず、音楽隊は沿道で見守ることしかできなかった。

こうした中、2026年から“鳴り物”が解禁され、音楽隊も一緒に参加できるようになった。
当初は動きながらでも演奏がしやすい鐘と笛だけで臨む予定だったが、本番当日、先生からの助言もあり、急きょ三味線も加わることになったそう。

(代表・原田萌江さん)
「三味線を本来やっている人がいたので、より楽しめると思う」

そして午後7時。花の会の出番。

「ヤッショ、マカショ、花の会!」

暑さと観客の歓声、そして見ている人の視線が緊張を高める。

(鐘・冨田七美さん)
「鐘はリズムがずっと一緒なので、途中から手が疲れてくると、『このリズムで合っているのかな?』と思いながらやっていた」

(三味線・佐藤愛莉さん)
「いつもは足に置いて固定して演奏しているものなので、持って演奏するとなると重みもあるし、傾いてくるし」

慣れないパレードでの演奏だったが、精一杯奏でた力強い音色は仲間たちの演舞と観客を大いに盛り上げた。

(代表・原田萌江さん)
「鐘の音なども聞こえて、後ろを見たときに演奏も一緒にいてくれたので、花の会全員で出られたのがすごくうれしい」

(三味線・佐藤愛莉さん)
「実際に演奏するってこんな気持ちなんだと思ったし、夏ですごく暑いけど、この暑さもいい思い出」

そして何より、仲間と一緒に初めて「山形花笠まつり」に出ることができた音楽隊の思いはひとしお。

(鐘・冨田七美さん)
「みなさんの笑顔を見ながらの演奏は、一生の思い出。3年生で最初で最後に出ることができて光栄」

(佐藤&冨田さん)
「200点? 1000点? もう最高でした」
「300満点です!」

さくらんぼテレビ
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