きのう=5日、奈良県で剣道のインターハイが行われ、熊本県代表(女子)として、八代白百合学園高校が出場しました。
初の団体優勝を狙う彼女たちですが、学校のある八代市では先月28日の熊本地震で震度6強を観測。
八代市内ではおよそ2万5000戸近くが断水し、住民たちは不自由な生活を余儀なくされています。
彼女たちが通う八代白百合学園高校も被災し、インターハイを目前に控えた、最も大切な時期に、剣道部の寮や道場が使えなくなってしまったのです。
それでも「ピンチはチャンス」と、練習を続け、試合に臨んだ彼女たちを取材しました。
■監督の実家が「避難所兼稽古場」に
剣道部の寮や道場が使えなくなるという窮地を救ったのは、澤田武秀監督の実家でした。
【澤田武秀監督】「実家に道場というか、小さい稽古できるスペースがありまして。そこでたまたま電気も水道も通っていたので、そこで、避難所兼稽古場ということで」
【剣道部主将・石河日月さん】「どうにか稽古場所をお借りさせていただいたので。苦しい状況だったんですけど、ラストの期間で強くなるように、頑張ってきました」
監督の実家に生徒たちが住み込み、インターハイ直前の大事な時期に、何とか稽古を続けてきました。
■去年のインターハイで団体3位「ことしこそリベンジマッチ」
八代白百合学園高校剣道部は、ことしの春の選抜で優勝した全国屈指の強豪校です。
去年のインターハイでは惜しくも団体3位に終わり、涙を飲みました。
ことしこそ、その悔しさを晴らす舞台です。
試合前日のミーティング。澤田監督は部員たちにこう言いました。
【澤田武秀監督】「いろんな逆境が俺たちには今回特別にあったかもしれないけど、『ピンチはチャンス』だから」
そして、主将・石河さんが声を上げます。
【剣道部主将・石河日月さん】「日本一目指して頑張っていきましょう!」
【剣道部員】「はい!」
■「しっかり勝ち切れるように」順調に勝ち進む
全国で勝ち上がった48校が出場するこの大会は、トーナメント形式。
【剣道部 主将・石河日月さん】「しっかり集中して、しっかり勝ち切れるように頑張ります」
その言葉通り、1回戦、準々決勝ともに、副将の武田選手の活躍で、順当に勝ち抜きます。
続いて準決勝。上位4校が全て九州勢という驚きの展開となりましたが、ついに決勝へとコマを進めました。
■惜しくも準優勝 諦めずに戦う彼女たちの姿
そしてついに迎えた決勝。
団体戦は5人総あたりで、大将戦まで一対一で引き分け、その後代表戦にもつれ込む大接戦となりましたが、惜しくも敗退。
準優勝となりましたが、去年の3位を上回る結果になりました。
逆境の中で、諦めずに挑戦し続ける姿がそこにはありました。
(関西テレビ放送「旬感LIVE とれたてっ!」2026年8月5日放送)
