北海道・江別市で当時20歳の男子大学生が交際相手の女ら男女6人から集団暴行を受けて死亡し、現金などが奪われた事件。
事件の発端とされる川村葉音被告に懲役30年の判決が言い渡されました。
2024年10月、江別市の公園で大学生の長谷知哉さん(当時20)を当時、長谷さんの交際相手だった八木原亜麻被告(21)や友人の川村葉音被告(21)、滝沢海裕被告(当時18)、そして当時16歳の少年や主犯格とされる川口侑斗被告(当時18)ら6人で、集団暴行を加えて死亡させ現金などを奪ったとして強盗致死などの罪に問われています。
5月から札幌地裁で始まった裁判。
法廷には川村被告と滝沢被告、そして当時16歳の少年の被告が出廷しました。
裁判で検察は川村被告が「殴るから来い」と長谷さんを呼び出し、2時間以上に及ぶ執拗な暴行があったと指摘。
川村被告は「事件の原因を作り出し、共犯者を同調させた」としています。
また、当時18歳だった滝沢被告は「ライダーキック」と叫んで長谷さんに飛び蹴りをしました。
検察側は主犯格である川口被告に責任を押し付ける発言をしていると指摘。
また、当時16歳の少年は暴行を見て「普通に笑いが止まらない」などと暴行を止めなかったとされています。
川村被告ら3人は起訴内容を認めました。
6月5日に行われた被告人質問。
川村被告は遺族に対し「大切な家族の命を奪ってしまい、本当に申し訳ありませんでした」と震えた声で謝罪。
そのうえで「社会に出られる確率はほぼないと思っている」と、厳しい判決を覚悟していると話しました。
一方で事件当日については「(主犯格の男が)勝手に暴力を始めたので関係ないと思っていた」などと述べています。
この日は被害者の家族の意見陳述も行われました。
被害者家族の意見陳述:
息子の無念を晴らすために極刑を望みます。
さらに別の日にも、家族は加担した当時16歳の少年へ…。
長谷さんの姉:
弟を見殺しにして食べたラーメンはおいしかったですか?
そして検察側は「著しく悪質で情状に酌量すべき事情が見いだせず、厳罰が不可欠だ」として、無期懲役を求刑。
弁護側は「最初から加害行為を計画していたものではなく偶発的だった」として、13年の有期懲役が妥当だと述べました。
そして、25日行われた判決公判。
入廷時から辺りを見渡しまばたきするなど、落ち着かない様子の川村葉音被告には懲役30年の判決が言い渡されました。
判決を言い渡された時、川村被告の表情は変わらなかったといいます。
また、滝沢海裕被告は懲役20年、当時16歳の少年には懲役9年以上13年以下の不定期刑の判決が下されました。
最後に、裁判長は…。
裁判長:
あなたたちはとんでもないことをしたということになります。到底償いをできるものではないと思いますが、どういう償いができるか考えてみてください。
7月には主犯格とされる川口侑斗被告らの裁判が予定されています。
また、長谷さんの交際相手だった八木原亜麻被告の裁判の予定はまだ決まっていません。
