リーグ参入4シーズン目で悲願の初優勝を飾った「香川銀行シラソル香川」。6月16日、OHKのスタジオで亀井好弘監督(62)と立石恋菜主将(25)、岡田彩愛選手(26)、松浦未南選手(24)、比嘉楓選手(22)にプレーオフについて話を聞きました。
【初優勝を受けて】
Q:優勝した時のお気持ちは
(亀井好弘監督)
「素直にうれしいという気持ちもあったが、比較的近くで選手の努力と、支えてくれる人の期待を感じていたので、それに応えることができたということで、ほっとしたという気持ちが大きかったです」
Q:選手たちの頑張りは、コートの外からどのように見ていたか
「選手たちが相手の対策を立てたり、ゲームプランを立てたり、本当に大きく成長して、決勝はそのゲームのプラン通りの進め方で、本当に頼りになる選手でした」
【選手からゲームプラン提案】
実は決勝の前日、選手たちから「決勝のゲームプラン」の提案があったそうです。
Q:岡田選手は監督にどのような提案を
(岡田彩愛選手)
「セミファイナルで自分たちが最初、速攻で点差を離すことができたので、ファイナルでも同じように最初は全員で走って速攻で点差を離して、そこから7人攻撃など、普段使ってない攻撃を使いながらゲーム展開していきたいと亀井監督に話しました」
Q:その提案を受けて、亀井監督はどのように感じたか
(亀井好弘監督)
「ナイス提案。と思いましたね…。今まで色んなことで選手から提案を受けたりしたことがあったが、ゲームプランということは初めてだった。実は私も選手の疲労度も考えていろいろ悩んでいたところだった。このプランなら本当に勝利に近づけると思いました」
Q:珍しい提案だった
「プレーの局面では色んな提案はあったが、1試合を通しての「こういうゲームにしたい」という(提案)は私が記憶する範囲では初めてだったような」
Q:そして見事、決勝戦で優勝をつかんだ。20年以上チームに携わっている監督としては思いもひとしおだったのでは
「涙が出てきそうになる。長い間このチームを支え、この舞台に立ちたいと思いながら立てずに引退した選手がたくさんいる。そういった選手のことを思うと一矢報いることができたと言うか、本当に今の選手よくやってくれたと思っています」
【プレーオフの戦い】
Q:立石恋菜主将は優勝した瞬間はどのように感じた
(立石恋菜主将)
「うれしさもあったんですけど、一番は安心したっていう気持ちが大きかった。私を含め選手もシーズンの中でみんなの時間だったり、人生をかけてハンドボールに費やしてきたものが結果として出て、みんなの頑張りが報われたというというのもある。応援してくださる皆さんにずっと結果で恩返しがしたいって言っていたことができたので、うれしかったです」
Q:どのようなことを考えながらプレーオフを戦っていたか
(岡田彩愛選手)
「レギュラーシーズンでやってきたことだけでは絶対通用しないとわかっていたので、ゲームメイクも準備してきました。このチームはどこのポジションの選手にボールを渡しても必ず点を取ってきてくれる選手が多いので、みんなの良さも引き出せたらという思いでプレーしていました」
Q:優勝した瞬間、どのように思った
(岡田彩愛選手)
「私はこのチームで4シーズン戦ってきて、うち2シーズンはプレーオフ圏内にも入ることができず苦しい思いをしてきた。そんな時でも声をかけてくれるファンや職場の人が支えになったので、プレーオフという舞台で結果を残す、優勝して帰るということで皆さんに恩返しがしたかった。報われたという気持ちと、やっと結果で返せたという気持ちが大きかったです」
【今シーズン、リーグ最優秀選手に選ばれた松浦美南選手にコートに立つ思いを聞く】
(松浦美南選手)
「チームを代表してコートに立たせてもらっているので、ベンチで応援してくれる選手の分まで背負ってやるという使命はあると思っている。厳しくやらないと失礼だ思うので、そこは常に考えてやるようにしています」
【目指す選手像】
Q:今シーズンは最優秀選手賞も獲得した。次の目標は
(松浦美南選手)
「チームの得点が止まっている、流れを持ってこれない時間帯は試合の中で必ずある。そういった時間帯でこそ、流れを作ったり、得点できる選手になりたい」
【シーズンを振り返って GK・比嘉楓選手】
好セーブを連発したゴールキーパー・比嘉楓選手はプレーオフの最高殊勲選手に選ばれました。
Q:この一年はこう比嘉選手にとってどんなシーズンだったか
(比嘉楓選手)
「新しい環境でスタートして、チームの雰囲気が本当に素晴らしくて、新人の私にも先輩方が優しくしてくれて、とてもやりやすい中で自分のプレーができたと思っています」
Q:シーズンを通して本当に大活躍で、プレーオフ最高殊勲選手を受賞した気持ちは
「自分ひとりでは本当に取れない賞。コートに立つことができたのはディフェンスとの連携だったり、普段の練習の中で下馬場(燎)選手(25)や、GKコーチの今井(郁維)さんと3人で悩みながらやってきた、その成果が本当に出た試合だったと思います」
【来シーズンの目標】
最後に亀井監督と立石恋菜キャプテンに次の目標を聞きました。
(亀井好弘監督)
「よくスポーツっていうのを山登りに例えることがあるが、目標としてきた「てっぺん」まで行かせてもらったので、もう一度一からチームを作って、次の険しい山にチャレンジしたいと思っています」
(立石恋菜主将)
「(今季の)目標は各大会での優勝だったが、1シーズンですべてのタイトルを取ることはできなかったので、来シーズンは取れるように頑張りたいです」
