熊本市の熊本マリスト学園中学校に通っていた男子生徒が同級生から暴行や暴言を受け、転校した問題について、調査した第三者委員会が報告書で同級生による「いじめ」8件を認定したことが分かりました。

また、調査を求めた男子生徒の保護者に対し、教師が「生徒が学校にいられなくなる」と発言していたことも明らかになりました。

報告書などによりますと、男子生徒は、熊本市東区にある熊本マリスト学園中学校に入学した直後の2023年4月以降、同級生から暴行や暴言を繰り返し受け、適応障害などを発症し、去年3月に転校したということです。

保護者からの申し出を受け、学校が設置した第三者委員会が一連の問題を調査し、先月、報告書を取りまとめました。

報告書では、男子生徒は、抱えられたまま振り回されてけがをしたほか、「きしょい」と言われたり、クラスのLINEグループに悪口を書き込まれたりするなどしたと指摘。同級生による〈いじめ〉8件を認定し、「男子生徒は転校を余儀なくされる程度の精神的な苦痛を感じていた」としました。

また、報告書では学校側の対応も問題視。

第三者委員会による調査を求めた保護者に対し、教員が「生徒が学校にいられなくなる」と発言していて、「〈いじめの被害生徒に不利益が生じるのが当たり前〉と認識している教員がいることに、非常に驚愕を覚える」としました。

さらに学校側は生徒の母をモンスターペアレント扱いし、「学校の方針に保護者を従わせることに必死で、保護者の気持ちをくみ取ろうとしなかった」と指摘しました。

熊本マリスト学園中学校は「報告書を真摯に受け止め、再発防止に誠実に取り組む」とコメント。

一方、男子生徒の保護者はTKUの取材に「調査の方法を含め、内容には納得していない」と話し、熊本県に対し、再調査を求めることを検討しています。

テレビ熊本
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